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執筆者の写真吉岡 俊史

「道」・・少しポエティックな題名になってしまいました。でも内容は詩的なものでは全くありません💦・・・


自分が歩いている道は自分の前にも続いていますが、後ろにも痕跡としてあります。ここでその道の歩き方を、大きく以下3パターンに分けてみました。

①先のみを見て歩く人

②先と後ろを交互に見て歩く人

③後ろばかりを見て歩く人


皆さんはどれに近いタイプでしょうか?。もちろん3つのどれかにはっきりと当てはめることはできませんし「どれですか?」と聞かれても、常にどれか一つだけ、という人は少ないのではないでしょうか。。瞬間瞬間の感情や、その時の心の状態、自分の立場、周りの人や環境、身辺で起こっていること・・など、いくつかの要因によって、前に向かって歩いたり、むしろ駈け出したり、後ろしか見れなくなったりします。

極端かもしれませんが1日の中でも①から③まで、気持ちはコロコロ変わる日、というのもあるのではないでしょうか?朝は「よーしがんばろう!」と思って前進していても、一日の間にさまざまなことが起こり、先と後ろを交互に見るようになったりし、夜は疲れている自分は「こうすれば良かった~」とか「あそこのあれで失敗したから良い結果にならなかった・・」などと後ろばかりを見るかもしれません。



どのように生きるべきか・・などの哲学的テーマは専門の方にお任せするとして、ここでは、自分の捉え方や行動パターンが就職活動に及ぼす影響について就労支援の経験から書かせていただきます。


『道』の歩き方の3パターンで言うと、サポートを受けて就職をする方の多くは「①先のみを見て歩く」パターンが多いように感じます。それは当然ながら、就職を目指して頑張る方々ですから、前にあるものに向かって意欲的に取り組んでいるからです。しかし、このような自分の状態は、恐らく人生の中でも数少ない稀な状態なのかもしれません。就職は人生で数少ないイベントですし、日常の自分よりも気持ちが興奮していたり、気合が入ったりしています。そのようなハイな時には前に向いやすいかもしれません。

そのような前を向いて歩く方であっても、一旦就職のイベントが終わって一安心すると、いつもの自分に戻り、中には「②先と後ろを交互に見て」だったり「③後ろばかりを見て」の自分になる人もいると思います。

むしろ一時的にハイになっているから、その反動として就職後の安定期はその傾向が強くなる方がいらっしゃいます。良く言われる”5月病”とか”〇〇ブルー”の状態とも言えます。


就労支援を受けて就職する方でこのような状態になると、就職前後の頑張れた自分とのギャップが大きくなり、平常のペースに戻すのに時間がかかったりします。その間、自分の気持ちと働く意欲をいかに維持してゆくか、そして、就職後ではありますが、もう一度自分が働いて生活してゆくことに向き合う時間を取ることが、将来長く働き続ける上で大事になってくると思います。


『道』をどう歩むかは、個人個人異なります。自分の歩み方を自分が受け入れて向き合えると、働きはじめた後の単調な毎日も乗り越える一つのきっかけになると思います。


就職活動中の写真です
求人を選んでいる様子です。就職活動中は全てに緊張感や期待もありテンションもあがります。その時は、就職後の安定時期をイメージすることは難しいかもしれません

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