YouTubeなど、動画を日常的にご覧になる方は多いと思います。動画を見ることは、いまや日常の一場面ですよね。
ユースターを利用される方々も、休み時間にスマホで動画を見ながらテレビも見ている方もいます。動画はリアルで臨場感もあり、いろいろな刺激を一度に感じれるすぐれものですね。上手に使うと、未知の情報に興味や関心を持ちやすくなる道具ですし、場所を選ばずに臨場感も味わえます。
もちろん、ユースターでは、動画を支援に取り入れることも多いのですが・・・画面を通して伝えることと、ライブ(対面)で人が伝えることは同じ効果があるのか?と動画を使うたびに思ってしまいます。
言葉や内容が同じであっても画面を通すせいか、平面的で、一方的の印象があります。また同じ情報や意見でも「受け取り」側の気持ちの共感が違うような気がします。
最近、リモート会議の練習をユースターの就労支援プログラムの中で行いました。リモートワーク・在宅ワークの拡大に伴って、いつ突然、ユースターから就労されている方が、仕事で、職種問わず広がるリモート会議に参加するかわかりません。
機器の扱い方やリモート会議用のマナーの練習も目的ですが、本当の目的に
「画面の向こう側から発信される情報の捉え方」があります。
それは、一方的に発信される他の多くの動画と同じように受けとめて(受信)してしまうと「何も理解できなかった・・・・」という結果になってしまうからです。
画面が動いて臨場感を得やすい、というのは実は受けとめる側がその用意(興味や動機)があってのものです。
商業的な演出が施された動画と異なり、リモート会議はそのような視覚的演出がありません。なおさらしっかりと気持ちを向けて臨まないと「見た」というだけで終わってしまいます。そうならないような準備も必要なのです。
就労支援もどんどん変わって進化しないといけないと改めて思います。
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