就職して働き続けていくことを、仕事に定着するとも言います。
「定着」とは何かにしっかりと、付いて、安定した状態になることのようですが、何かに根付いたり、人で言えば習慣として身に付いていくことにも使われますよね。
そこで「仕事に定着する」ということはどういうことか、を改めて考えてみました・・・・・
まずは、何かを定着させるために、私たちは何をしているのだろうか?
答えは簡単(と思いたいです・・)
●練習をして身につける
●ずっと同じことをし続ける
●何も考えないでもできるように繰り返す
・・・・・等
これらは、あたりまえのことかもしれません。
しかし、何となく違和感も感じます。こと『働く』ことを定着させる「就労支援」についていえば、違和感も強くなります。ちなみに「働く」という言葉を上の言葉に単純に入れこんでみました・・・すると以下のようになりました。
●働くことを練習をして身につける
●ずっと同じように働くことをし続ける
●何も考えないでも働けるように繰り返す
・・・・どのような印象を持ちますでしょうか?
私は、これを見ると、働くことはとてもつまらなくて、辛いことのように感じてしまいました。何か義務的で、冷たい印象すらあるのではないでしょうか。
これでは働きたいという気持ちは弱まるか無くなりますよね。
上記は機械的に言葉を入れ込んだだけですので、本質的な意味として受け取ってはいけないのかもしれません。でも、今回言葉を入れてみて、そもそも「定着」をめざす支援は、何を支援するのか?という、根本の考え方や捉え方を、一度検証する必要があるのではないかとも感じました。(②へ続く)
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