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執筆者の写真吉岡 俊史

定着②

「定着①」で、就労支援や、働くことについて「定着」という言葉をそのまま「働く」という言葉に付けるだけでは、本当の意味での「働き続ける」にならない・・何か義務感、冷たさを感じながら我慢しつづけて働くようなイメージでした。


そこで、あらためて感じることは、

「定着」させるために必要なことは「振り返って、良かったこと、なおすことなどを知る」ことではないか、ということです。


たとえば学校での学習などは「振り返り」ということを良くします。振り返ることで、学習したことを定着させるのかと思います。

であれば、就労を定着させるためにも「振り返る」ことを大事にしても良いのか、と思いました。


「就労定着」は自分が働いていることを振り返りながら、満足感を得たり、充実感を得るとともに、時には、より高みを目指すために必要なことを考えたり、反省をしたり、といったことを考えることでもあるのかもしれません。


私たちも、「昔はこんな偉業を達成した」とか「昔は遊んでばかりだったんだよ」など、自分の過去を振り返って話すことがあります。自分の過去は今の自分を次のステップに押し出してくれる大事な財産・証です。


「就労定着」は、今の職業に定着しているか、だけに関心を持つものではなく、そのために、今まで自分が行動したことや毎日がんばって働いてきたことを振り返り、そこから自尊心や力を得て、次のステップに進んでいくことが大事で尊いことなのかもしれません。


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