細かいことや、本来のこと、中心のことから外れたことを「枝葉」と言うことがありますよね。
何かの本筋や本質にはあまり重要ではないことから、枝葉はネガティブな意味合いで使われます。。
特に会議や仕事中に「その話しは今は関係ないので、後で・・・」と言いたいときに、私もつい「枝葉の部分は別にして・・」などと言ってしまいます。でも時々そう言ってしまったあとで、反省して後悔することがあります。せっかちな私は、結論、簡潔、効率などが仕事では良いことと思ってしまうときがあります。長年上司や先輩に、結論、簡潔、効率は仕事では必要なこと、と頭の中に植え付けられてきたのです。故に「枝葉」自体が仕事には不要とまで思ってしまう時があるのです(自覚)。
でも(なかなかできていませんが)その意識は正さなければならないとは思う時があるのです。その理由は、じっくり話す、じっくり会話をする中で生まれてくること・・・・遠回りすることでたどりつく先・・それらが素敵な時があるし、その価値や意味を感じることがあるからです。
確かに枝葉にとらわれずに、根幹である物事の中心、つまり「幹」だけでさまざまなことを進めれば早くゴールには着くかもしれませんし、スピードアップできるかもしれませんが、何をスピードアップするのかというと、最終的に人生の流れをスピードアップすることだけです。
ゴールに早く着いた後に必要なのは、それまでの「過程(プロセス)」で得たものであることが多々あります。
特に就労に向けた支援は「プロセス」です。準備をしている中での経験や、自分と向き合う時間が大きな意義と価値を持つので「何かができること」だけが全てではありません。また、就職すること自体が結論なのではないのです。なぜなら就職後の生き方や働き甲斐、働くことを通して人生が充実することが、本来目指すものだと思うからです。
言ってみれば、人生自体も「プロセス」そのものだと思います。皆さんはいかがお考えでしょうか?
枝葉のことばかり言って失礼しました・・・

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