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執筆者の写真吉岡 俊史

タフさ②

「タフでなければ生きていけない。優しくなければ生きている資格がない」

という格言から感じる、ユースターの毎日、そしてユースターを利用されている方々の就職に向けた活動について書かせていただいています。


就労移行支援事業所ユースターで、社会を目指して日々努力されている皆さんは、心がとても優しい方が多いと感じます。

それだけに対人関係の中で、他の人から受ける理不尽に対する対応に自信を持てない方もいらっしゃいます。

また、就職をして、初めて他の人から厳しい言葉を受けたり、傷ついた、自分としては努力しているつもりでもそのような反応(評価)を得られないという体験をする方も多いです。当然、仕事を辞めたくもなります。


そのような経験を支援スタッフも数多く重ねていく中で、ユースターに皆さんが通う間に、できるだけタフさを身につけられるにはどうしたらよいか?と思慮します。


前のブログの冒頭で、タフさは身体と心の両方であることを書かせていただきました。

特に心のタフさについては、簡単には習得ができるものでもありませんし、本人のパーソナリティーにも直結するものですので、個性を無視してタフになることもしたくありません。


ましてや、がんばれと本人を励ます類のことでもないような気がします。


持前の優しさを大事にしつつ、その優しさから出る自分の魅力を周りに広げて、更に自分の想いを伝えてゆくためには、今の自分に、より自信を持つことから始めなければならないのかもしれません。


自分に自信を持つこと・・・そのためには、自分が持つ何らかの持ち味を自分で認めることも一つの方法だと思います。


例えば「優しさ」です。せっかくの持ち味である優しさを相手に伝えなければもったいないです。何かができることが良くて、自分はできない、と決める方もいらっしゃいますが、できるとかできないで自己や他者を評価するのではなく、今の自分の中にある自信を探すと、案外今のままの自分でほぼ良いなあ、と思いなおしたりもするものです。


職場では、配慮を必要とする方が一生懸命働こうとしているときには、必ず誰かが近くで手を差し伸べて下さる情景を見てきました。

まずは一生懸命働く自分、その自分から道が開けることを信じていただきたいと思います。


そして、自分に自信を持って人と接し、理不尽をさっと流して『気にしないで済ませられるタフさ』、多少のトラブルにも備えられるタフさを持つことが理想であります。


崖を上る写真
まずは自分の中にある自信を見つけること、その自信を意識することでタフさも発揮できるのでは?・・・

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