top of page

懇親会

執筆者の写真: 吉岡 俊史吉岡 俊史

懇親会という言葉・・会社では、あまり聞かなくなった、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

大勢が一つの場所に集まってワイワイと話しをする機会が減っている上に、懇親会という会社やグループのイベントとして招集することが必要、と思っている人も減っているような気がします。


よくよく考えると、一世代前の職場では必ずといってよいほど懇親会のような集りがありました。懇親会は必要だから行っていたのか、単に習慣でやっていたのか・・今や謎かもしれません。


会社のように、同じ場所に集められた人で作る集団では、仕事をすることが目的で来ているので、そこにいる人と知り合うことが第一の目的ではありません。一緒に働く人同士の関係は、言ってみれば人工的に構築してゆかないと作れないのかもしれません。


しかし、一方で、誰もが、他の同僚と良い関係を作ることで仕事がしやすくなるのは何となくイメージできますので、協力してお互いを知ったり、関係・信頼を深めることをします。懇親会はそのためには便利な機会だったのかと思います。


しかし、時代や文化が変わり、今は、無理して関係を作らなくても、またお互いをそれほど知らなくても、リモートで・・回線で・・SNSで・・・顔や声も見ずとも聞かずとも知らない人と仕事ができ、つながれる時代です。それと同時に無理せずいつでも遮断もできます。


更にいえば、必要レベルを超えて強いつながりを持たなくても仕事ができるような社会システムにもなりつつあるように感じます。


とはいっても、実際にはまだまだ懇親会という文化が残る会社もあります。就職を目指す方々へ、就労支援を行っています就労移行支援事業所ユースターでは、時代が変わったと切り捨てることなく、現実として「懇親会」の習慣を残している会社はまだまだ多くあるという前提で、「懇親会」とはどのような雰囲気の会か、自分はどのように振る舞ったら良いのか、を経験してみることも大切と考えました。


写真はユースターで行いました模擬懇親会の様子です。

軽くスポーツやゲームなどでお互いのことを意識できるようにするためにゲームに参加したりします。

双方に照れもあり、初めての人と会話を始めることはとても難しいかもしれません。しかし、ゲームなど同じことに打ち込むにつれ、親しくなかった人とも会話ができたり、『知らない人→知っている人』になるうれしい経験もできました。

また、別の目的として、人が多く集まり盛り上がる雰囲気の中で、自分の身の置き場、行動、楽しみ方を知る、という経験もできたかと思います。


自然な形で初対面の人と関係構築をすることはとても難しいです。

何かに一緒に取り組むことで関係が近くなること、そのために自分も少し我慢をしたり、譲ったり・・など、色々なことを少しだけ頑張る知恵も得られたのかなと感じました。


「懇親会」・・不要と考えずに、自分のためにその機会を生かせるよう、ユースターではまた企画します。


ユースター内で行った懇親スポーツの様子
日頃あまりなじみの無い人とどのような接触をしたら良いか迷うとき・・懇親会に参加という方法も選択肢です



 
 
 

Commentaires


Copyright © youfirst ALL RIGHTS RESERVED.

bottom of page