誰かに褒められるとうれしい、だから働き続けられる・・ということだけが就労を続けるポイントではなく、もっと奥深いところに、働く、という意識の原動力があるのかもしれません。
「お給料をだして・・色々配慮して・・優遇して・・なぜこれだけのことをしても、会社を辞めてしまうのか、何が気に入らなかったか教えてくれない、障がいのある人はわからない・・・」と言う企業があります。
企業が働きやすいように努力をして下さることには感謝と敬意を表させていただきたいです。
雇用した障がいのある従業員の方が辞めてしまう一つの原因に孤独や寂しさを感じて・・という理由を、辞めた本人から聞いたことがあります。
会社からの配慮が、恐らく自分と他の従業員との違いを感じてしまう原因になったかもしれませんし、何となく自分にだけ会社は違う態度を取っている、自分と同じように働いている人がいない、などで孤独感を感じてしまったのかもしれません。
連帯感とは他の人と同じことや目的を一緒に行うこと、そこから得る充実感かと思いますが、人によってはその気持ちを持ちたいのだけれども、何となく孤独から脱却できずに会社にいる、という場合もあるようです。
配慮だけが働く本人を支えるものではないことが良くわかります。。。
ユースターで、就職に向けた準備をする日々の中で、連帯感や仲間意識が芽生え、働くことを通して自分の対人力を高めたい、と意欲的になり、自分を変えたいので人のいる組織で働くことを選択する方もいます。自分を試したいのだと思います。
もちろん、自分の選択ですから、支援スタッフはその気持ちを尊重して、バックアップをし、本人の就労を応援します。
例え、人間関係が難しい組織の中で、就労は続かなかった、という結果になっても、本人にとっては、自分が挑戦したという大きなステップを踏んだことになります。
『連帯』はやや堅苦しく、古めかしい響きがあるかもしれませんが、特定のものを協力しながら行う『連携』とは異なり、『連帯』は、共通の関心や共感といった心理的な一体感を表すものです。つまり、対人関係とは別のものだと思いますので、誰でも、どのような環境であっても、連帯感は自分に自信を持つきっかけになるのかもしれない、と思います。
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