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執筆者の写真吉岡 俊史

褒める②


褒めることの乱発はいかがなものか?サポートが必要な方と接する立場の人、支援者や指導者、ご家族などは疑問に感じたことはあるかもしれません。


褒めることで伝えたいのは・・「私は認めているよ」という気持ちを示したい。本人が何かを達成した、という気持ちを「共感しているよ」と伝えたい。率直に相手のことを尊重したい・・などのポジティブな気持ちの表れだとは思います。

しかし、「共感したい」「尊重したい」「承認したい」だけでも、それぞれの意味が微妙に違っています。

ですので支援者としては、何のために褒めているのかを抑えてから褒めないと「褒めた」ことが本人に正しく伝わらないのかもしれないです。


良く言われますが「何を褒めているのか」「具体的に褒める」ということが大切・・とは良く言われます。

確かに具体的に「何を」褒めているのかが伝わることが大事だと思いますが、それに加えて「褒める人はどんな気持ち(感情)で褒めているのか?」が伝わると良いなと思います。


また「成功したときだけが褒めるとき」・・でもないような気がします。

つまり、やりたかったけど思うようにいかなかった時の労いや努力を称える時にも、褒めるという気持ちを相手に伝えるのがマッチしています。

私自身も落ち込んだときに、誰かに慰められると本当に救われた気持ちになりますが、結果は出ていなくても、努力したことをストレートに認めてもらうと、それだけでも少し気持ちが楽になります。


一歩踏み込んで、むしろ、失敗したときの褒めの一言が、成功時以上に本人の心に届き、本人と気持ちを合わせることにつながるかもしれません。








支援スタッフと本人が個別に話をしています
ユースターでは毎日、週、月単位での成果の振り返りを行うとき、気持ちが通う瞬間を大事にしています

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