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執筆者の写真吉岡 俊史

グレード

今の自分はどのグレードなのかと考えたことはありますでしょうか?


グレード?・・等級とか階級といった意味のようですが「グレード」と言われると、何か自分や自分に関する物が、他(人)と比較してどの位置にあるのか?・・それが上なのか下なのか、といったことが意識されてしまいます。


就労支援で、働く先を探していく際、本人にあった仕事かどうかを、本人と一緒にじっくりと吟味するのですが「やりたいけれども、自分には難しい仕事だと思います」と本人がおっしゃることがあります。

そうおっしゃる本人に、支援スタッフは、常にではありませんが「今のご自分はそう思うかもしれませんが、働き始めたらそうでもないかもしれないですね」とお話しするときがあります。

これは、気休めで言っている言葉ではなく、自分で認めにくい、あるいは気づいていない「本人自身の伸びしろ」が見えるときがあるからです。


つまり働いてからあがるグレード、というものを潜在的に持っているからです。

今ユースターの中では見せていないことでも、条件が整えば発揮される”潜在的な力”を持つ方が多くいらっしゃるからです。

自己評価が低いという場合もありますが、誰しも自己評価は高低したり、ブレることはあるので、自分の中に存在する力にもっと視点を置くべきなのではないかと思います。


でも、大事なこととして、その潜在的な力は「条件が整えば」という前提があるような気もします。そして、条件は人によって異なるのです。仕事内容の他に、例えば仕事観、人間関係、職場の雰囲気、自宅と職場の距離、勤務時間などです。


就職活動の中での仕事選びをする中で、障がい者就労は、自分にできるできない、を主観として判断するだけではなく「働き始めることで、大きくアップする自身のグレード」もあることが経験から学ばせていただいたことです。


そう思うのは私だけかもしれませんが、グレードだけだと何となく他との「比較」で決められる気になりますが『グレードアップ』というと、自分の問題として、自分を上げてゆく力が発揮されることのように感じるのです・・・自分のグレードアップは自分の頑張りでできるのだとすると、その努力はするべきですし、したいと思う気持ちを応援したくなります。


新年度を前にユースターも、もっと支援する人も事業所もグレードアップしたいと思います💦


ユースター内で作業をする様子
グレードアップは自分の持つ力が大きく働くと信じたいです


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