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執筆者の写真吉岡 俊史

トレンド

”趨勢”と書くと読めない書けないという私ですが、”トレンド”といわれれば、すんなりと意味が入ってきます。


トレンドは、ぼんやりと「流行り」というイメージを持っていますが、トレンドという言葉が良く使われるのがファッションではないでしょうか?

ファッションを例にしてみますと、トレンドにあった服を身につけていると、何となく自分は今の時代が認めた正しいセンスを持っている、大勢と一緒だから安心する、という気持ちを持つ人はいるのかもしれません。

ファッションで自分の個性を表現するといいつつ、トレンドの服を着る場合もあるようです。ファッションには全く無知な私が何かを言うのはおこがましいのですが、冷静に考えてみれば、トレンドのままでは個性ではないような気もするのです。そう思うのは私だけでしょうか?

”個性”といいながら、周りと全く違うことをするのは、やはり勇気がいるのかもしれません。



『障がいは個性』・・・と言われることがあります。


障がいを特別な位置づけにせず、その人が持つ独特・特有のもの、として捉えると、それは、尊重されるものということだと思います。

その捉え方は素敵なことだと思いますが、障がいのある当事者の方に、その言葉はどのように映り、どのように捉えていらっしゃるのでしょうか?


先ほどありましたファッションやトレンドでいう”個性”と重ねてみると、周りのトレンドに沿ったファッションは、間違いのない、認められた素敵さなのだと思います。

一方で”個性”という言葉は、自分が持つ”特有のもの”ということであれば、周りと違うのが個性でありますので、個性を持つこと自体に勇気が必要、と考える人もいるのではないでしょうか。

つまり「障がいは個性」と言うと、逆に「個性を持ち続けている自分は、常に勇気を持たなければならないのか」とも受けとめられてしまうのかもしれません。


個人的には、障がいが個性と表現されることを否定しませんし、障がいの有無を問わず、一人一人のパーソナリティーを尊重し合うことは大事なことだと思います。

しかし、例え尊重されたとしても、個性を持ち続けるために勇気が必要、ということに想いを寄せる必要もあるのだと思います。


ファッションな服装の2人が向き合っています
個性はときには勇気が必要なのです



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