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付加価値

執筆者の写真: 吉岡 俊史吉岡 俊史

物価の上昇が止まらないですね~。

何でもかんでも気がついたら、とにかく値段が書き換えられ、ときには商品が小ぶりになっていたりなど、びっくりする毎日です。


今まで当然のように買っていた身近な日用品も、価格が変わっていないか確かめるようになりました。確かめると・・・たいてい値上がりしているのです。。


そんな中、ほんの少し納得感を持ちやすいのは、値段を上げたり、1パックの量を減らしながら、一方で「新しい機能が付加されました・・」食品であれば「おいしくなっています・・」や「増量されています・・」などが謳われているときです。中には「2個買うと前と同じ水準の価格になります」などのサービスです。


もちろん、そこには販売者の思惑が見え見えなのですが、単純に何も変わらず値上げだけされているよりも「まあ仕方ないか~」感を持ちやすくなる消費者は私だけでしょうか?


値上げがここまで何に対してもなされる毎日、物の価格の「価」である”ねうち”を変えずに値段をあげるお店より、付加価値を付けて”ねうち”を上げる別のお店が良いに決まっていると思うのです。


さらに、モノやサービスに関わらず、何に対しても付加価値を持たせることは、常に意識されるべきことかと思うのです。


福祉サービスも同様です。。。


福祉サービスは範囲が広いのですが、例えば就労支援のサービスについて言いますと「就職をするためにサポートをする」という基本があって、就職と同時に一人生活を支援したり、家族との関係で困っていることに相談に応じたり、医療や健康面の心配事を一緒に解決したり・・・これらは、「福祉」や「支援」という大きな括りにまとめられがちですが、基本サービスに加えて、一つ一つが付加価値として考えてみることも必要かと思います。


なぜかといいますと、付加価値サービスとして考えてゆくことで、その付加されたサービス自体が独立したものとして存在が意識され、就労支援とは区別して位置づけられるからです。それによってそのサービス個体への責任が明確になるからです。

こう言うと語弊(ごへい)があるかもしれませんが、やわらかく言って「就労支援のついでに住まいや暮らしの支援もする」といった認識から「就労が成功するために、就労に関わる生活面の問題解決に向けて支援をする」という方が、『就労と生活、それぞれを別のものとして支援し、かつ深く影響しあう一つのもの』と捉えることができます。


福祉サービスの中では、付加価値を”おまけ”にも”ついで”にもしたくないと思います。


サービスを指さしする人
就労支援にとっての付加価値は、その価値自体が大事なものです

 
 
 

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