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執筆者の写真吉岡 俊史

似合う色

就労移行支援事業所ユースターには、アピアランス(見た目)についての講座もあります。就職に向けて準備するユースターの皆さんは、社会で活動するための準備もすることになります。そこでアピアランスの一つとなる服装の色とコーディネートについて取り上げています。


仕事をしたり、社会で活動するということは、人と話したり他人と一緒に過ごすことですから、自分が人に見られることにもなります。

そこで・・自分が他の人にどのように見えているか、どのような印象を与えているかに関心を持ち、できる範囲で気を配れるに越したことはありません。


就労移行支援事業所ユースターでは、服装やコーディネートの正解を提示して、その通りにすること・・模範や正解を真似する”教え”ではなく、楽しく自分をコーディネートして、自分の個性に気づき”自己肯定感”を生み出すことを目指します。



例えば、自分に似合う色は何かを見つけるために、それぞれの色を顔の近くに置いて、鏡で顔が明るく見える方が似合う色、というざっくりした方法があるそうです。その色はブルー系なのかイエロー系なのかだけでもわかると、今後は深い色か明るい色かを選ぶと機械的、マニュアル的に似合う色探しを進めることができます。

色のコーディネートの理屈だけを学んでもうまくできないと思います。そうなると楽しいどころか自信を失ったり、苦手感が増してしまうことになります。そのため、とっておきの時だけではなく、日常的に自分を鏡で見て顔色を見るだけでも試していただければと思います。

自分の顔色を鏡で見るときに自分の表情と向き合いますし、似合う色を選ぶ行程を楽しくできれば、男性はネクタイ、女性はトップスを選んだり、アクセサリーを選んだり、と少しづつ楽しい時間にしながら、もっと自分を意識できるようになればと思うのです。


似合う色を身に着けるメリットは、自分の印象を良くするだけではなく、顔色や目の輝き、肌も変え、自分を健康的に見せる効果があるので、例えば就職面接を控えたユースターを利用される方に、面接練習や履歴書といった硬い内容と合わせてできれば良いと思っています。


そして、自分をコーディネートすることと並行で『自分が、いま居る場所やいまの状況・場面に合わせた身なり、所作とは何か?』を考えるきっかけにもしたいと思います。


誰かと一緒にいるとき、相手に良い印象を与えること、TPOに合っていること。。。それほど大事ではない、それに気をつける意味がわからない・・ということではなく、人に見られることがあるのが社会ですから、自分ができることで自分をアピールすれば良いと思います。さらに、外見だけではなく、内面も含めたアピアランス・・つまり自分自身にも関心を持つきっかけにして欲しいと思うのです。



頑張って、我慢して、一生懸命に努力して社会についてゆくということは大事ながらも、とてもしんどいです。常にそれをすることだけが価値ではないということを知り、気楽に自分の色をさぐり、コーディネートして自分を良く見せることを楽しんで、自尊心を大事にすることにつながればと願っています。


パーソナルカラーのイメージ写真
似合う色を考える時間を活用して、自分を見かえしてみる時間にできれば。。





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