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執筆者の写真吉岡 俊史

体内時計

昼夜逆転をして、日中に活動することに苦労されている方がいらっしゃいます。

就労支援を行っているユースターを利用されている方の中にも、朝からユースターに通うために相当な努力を続けている方もいらしゃいます。


体内時計は、人間の体のいろいろなリズムを調節しているのですが、1日単位での周期をもっているそうです。意識しなくても24時間の中で日中に心身が活動し、夜間は休みに切り替わるようです。

だからといって、そのように切り替わって周期に従って自然とともに健康に生活できている人はどのくらいいるのでしょうか?睡眠の質、不眠・・・など睡眠に関する多くの対処法や薬、サプリメントがあるのを見ると、上手に周期に乗れていない人がかなりの数でいる、ということなのかもしれません。


朝、起きれない、朝食をとれない、夜寝れない・・などの悩みを抱えて、それが活動やメンタルに影響を及ぼしている方が就職をする際、一番心配されるのが、やはり「時間通りに出勤できるか?」ということです。そして、「日中に覚醒してしっかり仕事ができるのだろうか?」ということです。

朝どうしても起きれない方へ、ユースターでは、時間をかけて、自分と体内時計を調節することをじっくりと進めています。


決して無理をして朝の開始時間に間に合わせることにこだわりませんし、それが一概に良い、とも決めません。いつかどこかで、決まった時間に通い、日中の時間いっぱい活動するときの自分に充足感を感じられる支援をします。自分なりに効果を得たと思えることを目標としています。


いつまでにできるか?といったような自分を追い込む目標の設定ではなく、自分の体内時計が自分を調節できるように、少しづつ自分のペースで整えられれば良いと思っています。


もちろん、時間に遅れないようにする・・夜決まった時間に就寝し、睡眠をとるようにして・・といったテーマは支援プログラムにも多く出てきますし、個別にお伝えすることもあります。しかし、それらはあくまで体内時計に意識を向けるため、自分が自分に対して、活動とお休みのリズムを思い出させるために行っています。


朝、頑張っても、どうしても起きれない人も、日中の活動にやりがいや生きがいを感じて起きる動機を得られたり、何らかの道具を利用しながら進めています。ゆっくりと・・がポイントです。


24時間時計の表
定期的に24時間の自分の行動を可視化して振り返ります。取り組みを継続すると、どなたにも変化が認められるようです


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