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執筆者の写真吉岡 俊史

労働条件

働く際、勤務時間・日数は、会社の雇用条件の中でも、代表格です。

ユースターの利用者の方も、就職先を検討する際、この会社を候補に入れるか?を考える時、もっともわかりやすい判断基準です。


しかし、会社の条件はわかったとしても、そもそも自分はどのくらい働けるのか?という点については「はっきりわからない」という方が多いようです。

働いた経験の無い方はなおさら「一週間の中で自分が働き続けられる日数や時間」を判断しにくいのだと思います。


ユースターの利用者の方と会社を調べている中で、ふと湧いた疑問があります。。。

それは、企業の求人情報で、勤務時間の欄には、フルタイムの場合に、一日8時間、一週間40時間、朝8時とか9時から夕方まで。。。という条件が当たり前のように書かれています。しかし「果たしてその8時間云々は、どのような基準で決められているのか?」という点です。どこからこの8時間や40時間が出てきたのでしょうか?


仮説として:


①人間にとって、集中ができるマックスがこの時間  なのか・・
②人体はそのくらい働ける構造になっているから  なのか・・
③日本全体にある労働量を総労働力で割ると一人当たりこのくらい働かないと経済が維持されない(まさかこれはないか・・) なのか
④睡眠休息を一日のうちの3分の2取るべきだから なのか・・


産業革命当時、労働時間は1日10時間~16時間もあったそうです。

その後、1817年に、仕事、休息、やりたいことにそれぞれ8時間という考え方が出てきて、1日8時間労働が法定化されたのは1917年、ロシアが初めてだそうです。

その後世界的にこの基準が広がりました。

そして・・何と(想像できますが)日本は、1947年の戦後にようやく法制化したそうです。しかしここに来てもまだ週の労働時間は48時間で、今日の40時間になるまで、何と何と40年間もかかったようです。(日本人は勤勉、働き者・・そう見られるわけですね)


となると、上の4つの仮説の中では、一番冗談っぽく遠そうな選択肢④(一日のうち3分の1働く)が近いような気がしてきました。


労働基準ですらここまでの時間がかかって決められてきたので、自分がどのくらい働けるか?なんて早々わかるものではないような気がします。焦らずに、自分らしい働き方を探しながら働いてみる・・そのうち自分の働き方が見えてくるはず、と構えていけると良いかもしれません。皆さんは、どのように思いますか?


労働の基準が法律で決められているのだから、ということで、それに合わせて働くのも良いのですが、無理せずに自分のペースが乱れないように働き始めたいですよね。


ダンボールを運んでいる人の写真
労働時間の不思議、なぜ8時間?





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