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執筆者の写真吉岡 俊史

外的要因

猛暑の毎日が続いていますが、皆さま体調はいかがでしょうか?


体調管理の大切さは多くの方がおっしゃいますが、簡単ではありません。

就労移行支援事業所ユースターのある北海道でも年々夏の気温は急激に上がりますので、ユースターを利用される方で温度上昇に慣れず、身体がいつもとは違う状態になって苦慮される方が多いのです。


考えてみれば、外気温と自分の身体の関係など、自分の心身に何がどう影響するのか?、自分事とはいえ、「外部からの自分への影響」について、わからないことが多すぎるような気がします。


例えば、マイナスの影響としては、気温や気候の他に、親しい人の不幸や災難、自然災害など、悲しく辛い状況が自分の心身の不調につながることは多いですし、ニュースで悲しい場面や報道に触れるだけでも、自分に転嫁して、落ち込む方もいらっしゃいます。


一方で、プラスに影響を受けることもあります。例えば、自分が推しているスポーツのチームが勝ったり、誰かに褒められたり、ということで不調が一気に回復したりもします。(・・時には回復しすぎてまた不調になる場合もありますが・・)。


こういったように、自分の外で起こる現象を見聞したり、刺激を受けたりと、いわゆる「外的要因」ともいわれるものによって自分の心身に顕著な影響が出てしまう方にとって、就労を準備するためにさまざまなシーンやハプニングを想定した練習をしておくことが必要になります。

準備と言葉で言うのは簡単ですが、その準備のためには、まずは自分と外的要因との関係を良く知ることなのですが、経験をして初めて知る他に、第三者が「あなた〇〇があると・・(気持ちが落ち込んだりしますね)とか(集中が途切れますね)とか(休みますね)」など外的要因と本人の関係を本人に伝えてゆくことも良い方法なのかと思います。


その逆もあって自分で思い込んでいる要因という場合もあります。

例えば「雨が降ると会社に行きたくなくなる」という例があったとすると、自分は「雨が苦手」と思っている場合でも、実は、過去に会社で傘が盗難にあったことが暗い経験として思い出されて・・・ということもありました。

前者は自然現象で備えることしかできませんが、後者は未然に防止することも可能なのです。


対的要因と自分との関係は、一人一人違うものであるがゆえに、一人一人に合わせて入念に準備をしたいものです。


雨天のバックミラー
突然の雨に備えることはできても、回避することは難しいです


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