成人の方の就労支援を行う就労移行支援事業所ユースターでは、「履歴書」の作成をサポートしています。
履歴書の『ある欄』を書いているときに頭をよぎるのが「大義名分」という言葉です。
私は、大義名分という言葉には、どこか「建前」のような若干マイナスなイメージを持っていて、本音ではない「飾ったこと」なのかと思っていました。
しかし、それは誤った理解であることがわかりました。大義名分の意味は、行動のよりどころとなる道理や、根拠で、もっと正当で深い意味を持つ意味でもあったのです。
大義名分を掲げることで、複数の立場や考えの異なる人が、共通した目標に向かって行動することもできますし、共有することでつながりもできるのだと思うようになりました。
しかし、実際に現代では、口実や建前の意味で使われることも多いということもわかりましたので、誤った理解・・・とは書きましたが、口実や建前、飾った言葉・・というのは、現代社会で流通して使われる意味になってきているのかもしれません。
前に書かせていただいた『ある欄』は「履歴書の志望動機の欄」です。
大義名分という言葉は、履歴書の志望動機を書く時の気持ちにもつながります。ある企業に対して、自分はどうしてもその企業に就職をしたい理由を書くのですが、ずっと以前からその仕事にあこがれていたわけでもなく、極端な場合は、昨日まで知らなかった仕事だった・・という場合もあるのです💦。
その企業に提出する履歴書に志望動機を書くときには、まさに「就職したい大義名分」を書くことになるのだと思います。
ユースターで就職の準備をされる方の多くが、履歴書の「志望動機」の欄に何を書くか?・・に一番悩む方ようです。
確かに志望動機の欄に来るとペンが止まるのです・・
しかし、履歴書の志望動機とはそういうものなのではないでしょうか?
「建前」として大義名分を書くことは悪いことではないと思います。もしその会社に就職できたときには、その大義名分が、自分がその企業で働く本当の意義や、動機になってゆけば良いのではないでしょうか?
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