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執筆者の写真吉岡 俊史

「くらし」について②

一つ前のブログで、就職するタイミングで暮らし方を変える、ということの是非や問題について書きました。

今日は、「暮らし方を自分で決めるということ」についてです。


暮らし方は、自分で決めて良いことですし、思い描いていた自分の生き方を実現できる場でもあります。


しかし、自分で決められると言いながら、やはり家族や今まで関わった人へ配慮したり、その人との関係を考えて、勝手なことをしてはいけない、と思っている方も少なくないです。


例えば、親は本人の意志に任せているつもりでも、本人は「親から経済的援助を受けてきたので、親元から離れると、今までの恩やお金を返せず、親をがっかりさせてしまうかもしれない・・」と考え、自分の暮らし方を決められない方がいます。


別の例として、暮らし方の答えを人に求めてしまって、その通りにすることが正解で、その通りにならないことの失敗を恐れるが故に迷走してしまう方もいます。


自分の人生なので・・誰からも指示されたり管理されないことだから・・ということ、その一方で、誰かに従って決めてもらうべきこと、という固定観念も存在しているようです。

これらが二律背反となって皆さんを迷わせ、多くの方がどう動いて良いかわからずに一定期間、答えと行動を保留してしまうのかもしれません。


自分の暮らし方は、自分だけで決定できること・・だからその時になったら考える・・と思いがちです。確かにそうですが、一方で、適切な時期に自分で決めていかないと、思ってもいなかった別の事由が出てきて、自由と事由が葛藤し、自分の暮らしが思わぬ方向に決まってしまうこともあるかもしれません。


ユースターを利用される方やそうでない方を問わず、暮らし方を考えるときは、素直に自分の声と想いに自ら耳を傾けられるよう、サポートをしていきたいと思います。そしれ、自分らしい暮らし方を周囲の方や支援スタッフに相談してくだされば良いなと思います。


メモに自分の想いを書き連ねています
ユースターでは、自分の想い「thoughts」を整理する時間を持っています。書いたり話したり自分で自分の希望を聞く大事な時間です

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