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執筆者の写真吉岡 俊史

「枠組み」の弱点①

自分と違う人には誰しも警戒をしますし、まずは距離を取りたくなるものです。

それは、今まで出会ったことのないタイプの人・・関わった経験が無い人、単に知らない人・・・から自分を守りたいという気持ちから自然にとってしまう行動なのかもしれません。


それが、自分だけであれば「距離を取る」という事で済むかもしれませんが、集団になると・・・そうです「自分たちのグループ・集団から出て行って欲しい」「自分たちとは違う考えや異なる人は入らないで欲しい」と排除の方向になってしまうかもしれません。


「枠組み」という言葉が使われますが、その「枠」は、どこの誰からみたものなのでしょうか・・

枠組みの言葉を調べると、枠組みとは、何かの骨組みとかフレームから、それを物事に置き換えて、何かの仕組みであったり、物事の大筋(例:計画の枠組み等)を示すときにも使われるもののようです。

枠組みがあると、計画やの物事がわかりやすく、進みやすいので、必要なものだと思います。


一方で枠組みを、何かを枠で囲ってしまうために使ってしまうと、その枠に入らないものを排除することにもなってしまう可能性があります。

たとえば「当社規定の枠組みに入る仕事しか承れません」など、「ルールの枠組み」「制度の枠組み」「法律の枠組み」はどちらかというと、(危険や失敗を)避けること除くことから出発していることかもしれません。


枠組みは、冒頭に書きました防衛的な本能からか、危険を回避したいからか

「受け入れられないものを明確にしたうえで、それを除くために使われる」事が多いような気がします。場面によっては、それは残念なことですね。


運動フィールドの床のライン
枠は至るところに作られています。便利でわかりやすい反面「枠外」を作ることになります

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