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執筆者の写真吉岡 俊史

「歴史から学ぶ」と「昔に戻る」の違い

突然ですが、皆さんは「先祖」をどれだけ意識しているでしょうか?

先祖、先人、先輩、前任・・どれも、自分の前に活躍していた人たちで、いまの自分が存在できるのは、今につながる道を作った先祖の方々の存在があったから、というのは間違いありません。常にその人たちの努力に感謝、残していったものから学ばなければならないのは言うまでもありません。先祖に限らず先輩、前任も同じです。


でも、今日お伝えしたいことはそれではなく、むしろ先人や歴史という過去の功績が、絶対で正解であるかのように思い込むことで陥るリスクについてです。


前に書きましたとおり、歴史に学ぶことは必要で価値あることですが、だからといって過去の通りに戻すことで間違いになることがあります。私達は、昔成功したことと同じことをしがちですが、それによって歩むべき方向を誤りやすいこともあるのです。


「過去」は私達の「今」に必要。でも私達はそこから明日や未来を、「今」をもとに新らしく作っていかなければならないのです。それが発展進歩というものであるように思います。


「今までは良かったーだから変えない、今までこうやってきたーだから変えない、今より昔が良かったーだから昔のようにもどす」

一歩踏みとどまってこれで良いのか・・と色々な世代の人が一緒に考える必要があるかもしれません。

それをせずに、単に昔は良かったという想いから、再び昔のように・・と考えてしまうことはありませんか?


昔は良かったんだけど・・・以前はうまくいっていたんだ・・昔はこのような苦労をして成功したので同じ苦労をしなければならない??

例えば、大きな会社とか国などが過去や前例を第一として捉え、過去の功績や栄華を語る場面はたびたびあります。歴史は伝承することが大事ですし、そのために良いレガシーを後世に残す努力も必要だと思います。後に続く人に示していくためです。

しかし、それは過去の状態を変えないとか同じになるように戻すとかではないのだと思います。むしろ変えないことが、大きなリスクを抱えることになってしまうのかもしれません。先人は昔が正解で今が誤まりのようなことを今を生きる人に与えてはいけないのです。


世界のニュースからも読み取れるかもしれません・・・


改めて、歴史から学んだり尊敬することと、昔に戻ることとは違うことを意識したいと思います。


ユースターでは多くの大小規模の企業の方と関わります。どの企業も社会に貢献して発展する素晴らしい経営ビジョンをお持ちです。でもユースターから就職した方々が働きやすく、受け入れてもらいやすい企業の多くは、今の時代に沿ったビジョンを意識しています。働きやすさを浸透させ、多様性を受け入れて機能させている企業が 今の消費者のニーズにも合って進化できている企業と感じます。


昔に戻るのではなく、昔から学べることも多様性のある職場が作れる会社なのかもしれません

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