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執筆者の写真吉岡 俊史

「難しい」と言われる

皆さんは、誰かに何かを伝えたり、教えたあと、相手から”難しい・・”という表情や反応を返されたり、あるいは、実際に「難しくてわからない」と言われたことはありませんか?


私の場合、かなりの頻度であります・・・💦


特に相手の方にとって、馴染みの無いことを説明したり、伝えるとき、特に起こりがちです。

就労移行支援事業所ユースターの場合、「社会で働いて自立する」とか「会社に雇われて働く・・・」など、聴いて下さる方の多くは、経験はもちろん、イメージもつかないようなことばかりを話題にしますので、なおさら「わからない」反応は毎日のようにあるのです。


支援スタッフとしては、自分が持っている全てのエネルギーと知識を使って、なるべくわかりやすくお伝えしている”つもり”なのですが、「難しかった」「わからない」という反応に、正直少しへこむこともあります。

しかし、へこんでいるようではだめであることをいつも反省するのです。(何回経験しても同じ反省を繰り返していて、進歩していないのかもしれません💦)


「難しかった」という反応を返されたときは、全ては自分の責任であると思うようにしています。わからないのは相手に原因があるのでは?と少しでも思ってしまうと何も改善されないからです。

わかりにくいテーマをわかってもらおうとしていて、それを、わかりにくく伝えてしまったことをまずは見直すべきだと思うのです。。。


例えば講演や講義が上手な方は、参加者が「難しかった」とか「話が長い」などと感じないように、数多くの工夫をしているようです。

専門用語は、相手の方が日常使う用語に置き換えたり、相手の知識レベルに合わせたり、先に結果から話したり、例え話を入れたり・・・などの努力をされているようです。


ユースターを利用される方とお話する際は、なるべく話す(私)と聴く(みなさん)に役割を分けず、また伝える(教える)、という一方からの流れが続かないように意識をします。

どんなに関心のあるテーマでも、長時間、一人の話を聴き続けることは苦痛だと思うからです。苦痛を和らげるために、理解しやすく話す、ということはもちろん、その他に、一緒に考えるような話の展開ができればと思っています。


一人が相手に、ペンで示して説明をしている写真
難しいのはテーマではなく「伝え方」の問題なのだと思います






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