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執筆者の写真吉岡 俊史

けろっとする

一つ前のブログで「レジリエンス」について書かせていただきました。


そのブログに反響もいただきましたので、今日は「けろっとする」人について、今まで出会った方やまた就労移行支援事業所ユースターを利用される方との関わりから、以下のタイプの方について書かせていただきます。

●ストレスを受けても回復できる方

●元々ストレスをストレスと感じずに前進する方

●ストレスを受けない方


上記3点は似ているタイプの方です。平たい言葉で言い換えると・・

『けろっとできる方』

です。

もちろん良い意味、自分の持つポジティブな特徴としての”けろっと”できる方です。


他の方にはストレスに感じること、ストレスであることはわかるものの、自分はストレスに感じないと言い切れる、あるいはストレスに感じながらも切り捨てられる方もいます。

さらに凄腕なのは、ストレスを自分の力にすることができる方もいます。(アスリートなどは、応援をプレッシャーではなく、自分を高めるものにできるのかもしれません)

これらの方々は、レジリエンスがある方というより、元々強い方なのです。レジリエンスではなく「ハーディネス」のある方と言ったりするそうです。

レジリエンスとは違って、ハーディネスは獲得をする力ではなく、元々もっている力です。他の人から見ると、逆境に対して”けろっと”している人です。


そして、同じストレスになることでもプレッシャーと取るか、力となるものと捉えるかで、その方に対する影響が全く違ってくるのです。


ユースターを利用される方が就職する際、支援スタッフは一丸となって応援しますが、応援を力として受け取り頑張る方がいる一方で、その応援を「プレッシャー」として「失敗することは許されない、失敗したら二度と支援してくれない・・」と捉える方もいらっしゃいます。


後者の方にはユースターの支援スタッフが応援していることをあからさまにしないで控えつつ、または見えない応援をします。例えば、複数スタッフが入れ替わり立ち代わり本人と就職の話題をしたり、頑張れの言葉を渡すのではなく、いつでも戻る場所としてユースターは変わらずあることをさりげなくお示しします。

一方、前者の方は最初から「いよいよですね、頑張りましょう」という意味のメッセージをお伝えしつつ、大変なこともあるかもしれませんが、その先にはすばらしい将来があることなど、希望を共有します。


ユースターに初めて来られる方は、最初は「緊張する」とおっしゃる方がいます。その緊張を自分の力にすることができるよう・・つまりレジリエンスを持っていただけるように支援ができればと思っています。


けろっとできる人は、大きな強みを持つ人ですね


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