これを機に能動的に・・
- 吉岡 俊史
- 13 分前
- 読了時間: 3分
あまり品格のある言葉とはいえないかもしれませんが「知らないと損」という言葉があります。
私たちの社会のしくみの中にも「知らないと損すること」は溢れています。
補助金や助成金などがわかりやすい例かもしれません。家電や車、家など、購入するときになって初めて誰かに教えてもらったり、偶然見つけたり、ということもあるのではないでしょうか。
その「偶然」がなかったら・・💦。制度を知らないことで損をしていたのかもしれません。いや今でも知らずに損をし続けていることがあるかもしれません(あまり考えたくありませんが・・)
日本の社会保障制度もその最たるものです。。。
サービスや給付などは、自分で申請しないともらえないものばかりです。
税金や社会保障制度などは理解ができるように周知、啓蒙が展開されてはいますが、受け身的・受動的な生活をしていると、自分から見つけにゆくことが難しくなるように思います。
就労移行支援事業所ユースターの就労支援も、社会保障制度の中に組み込まれた制度ですが、ユースターは福祉の制度の中でのみ支援を行ってはいません。
社会保障制度ありきで支援を提供しているということではないのです。
それ故に、社会保障制度以外の場所でも見つけていただけるような啓蒙、PRも続けています。
具体的には障がいの無い方へのアプローチもしていて、社会で働くことに支援を必要と感じる方にはネット、SNSなどでも広く情報を発信しています。
しかしながら、探さなくても行き着く・・というところまでにはまだまだユースターは成長していず、見つけていただけない方も多くいらっしゃるのだと思います。
”少しづつ力を身につけて、困ったときに、どこかで皆さんに見つけてもらえるユースターでありたいと思っています・・”
話しを戻して、社会保障制度の存在やしくみを知ると、制度に対して自分の生活も能動的に変われるかもしれません。
「申請しないともらえない・・申請方法がわからない」制度について、受動的ではなく、意識して、自分で能動的な生活に変えてゆくことで、知っていたことでメリットになった、ということを増やしてゆければと思います。
そこで、就労移行支援事業所ユースターを利用される方には、将来のために、利用開始を機会に、色々な社会保障制度に能動的になっていただければと思っています。
思うだけでは実現しませんので、ユースターを利用される方に、自分の生活を振り返って、もっと主体的に計画や予測をたてたらこうなったかもしれない、と考える時間をユースターのプログラムとして設定したいと思っています。
例えば・・
就職したら、もらったお金はしっかり節約して、貯金もして・・・だけではなく、自分の趣味や自分を高める活動、社会に接する活動を広げて、豊かな気持ちで生活をしたいので〇〇円以上の収入を確保したい・・そのためにはどのような働き方が良いのか・・という希望をまとめておくことも能動的な生活につながるのだと思います。
そのために、具体的に計算を(模擬的に)する時間がユースターのプログラムにもあります。
「攻めの生活」とまでは言いませんが、社会保障制度に限らず、自分の生活を能動的に変えることで、自分の人生や生活を広げていただきたいと思います。
同時に、ユースターは、今後とも社会保障、労働に関する制度のリテラシーを高めてゆけるお手伝いをさせていただきたいと思っています。

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