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執筆者の写真吉岡 俊史

はざま(狭間)①

狭間は「あいだ(間)、すき間」のことを表現したりするようですが、将来の働き方をご相談に来られる方や、ユースターのご利用のご相談に来られる方々とお話する中で、特に思うことは・・・

狭間という「すき間」ではなく、狭間の「広さ」「スペース」です(??)


どういうことかと言いますと、社会で働きたいけれどもうまくいかず、就職先が決まらない・・という多くの方々の位置です。

障がいは無いけれど、あるいは障がい者手帳を持って支援を受けて働きたいけれども、手帳が交付されない。そういった方々の数がとても多いのにその方々の居場所・位置づけがとても狭いのです。

「障がいのある」と「無い」の狭間にいらっしゃる方々の場所がとても狭く、社会から見えにくいことで、支援の制度やシステムが少なくなっています。


どんな仕事が自分に合っているかわからない・・何社も受けるが採用にならない・・

そういったご相談が多い中で、ご本人が困っていることはたくさんあります。


「自分にしっくり合っている仕事がない」

「選ぶ段階で、やりたいと思う仕事がない」

「自分にできる仕事がないような気がする」

「自分に自信が持てない」

・・・・・・


狭い狭間にいらっしゃる、多くの方々が自分にあった支援を受けて、社会で自分の働きかたを実現できるようになるためには、その狭い狭間にもっともっと世の中が目を向ける必要があるかもしれません。


ユースターは、障がいのある方への就労支援を基幹として、障がいのある方だけではなく、無い方でも、ある方と同じく悩んでいる方へ、少しでも、ご自分と社会のつながりになれるよう、そして将来が見えるように障がいのある方と同じ就労支援を行っています。


でも、支援の量や質は、まだまた不十分で未熟です。ユースターを利用される方からいただくご意見や日々の会話から、何が求められていることかに少しでも近づければ、狭間のスペースも広がるかと思っています。


カーテンの向こうにうっすらと人が見えます
狭い場所を狭間といいますが、障がいの有/無の「間」はもっと広いと良いです


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