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執筆者の写真吉岡 俊史

はざま(狭間)③

狭間の狭さについて、つれづれに書かせていただいています。

「はざま(狭間)」最後の③です。


このテーマでは、硬い話が多くなっていますが、ユースターで皆さんに就労支援をさせていただいている中で、素直に感じることとして、みんなで考えていくべきことかと思っています。


社会で働きたい、良い仕事に出会いたいと思っている方、雇う会社や人に貢献したい、自分の将来を開きたい、などの志を持つ方でも障がいの有り/無しの狭間にいらっしゃる方へのチャンスをもっと広げたいと思います。

また、それらの方だけではなく、社会にとりましても、とても大事なトピックかと思っています。


最後の③では、狭間の元になる一つとして「垣根」について書かせていただきます。

そもそも狭間ができる原因は、垣根があるからかと思います。何かに線引きをして

「こっち/あっち」

と決めてしまうから、その間に狭間が生じるのかもしれないと思います。


そして、場合によっては、その「垣根」は、一部の運営者側の都合で作られているのかもしれません。

俗に「タテ割り」などとも言ったりします。


タテ割りは批判的に言う場合に使われますが、肯定的な見方をすれば、範囲がはっきりしている部分の責任は取る覚悟がある・・間違いをせず責任を果たしたい・・他の人の範疇を尊重して犯したくない・・などの大事な効果もあるのかと思います。


しかし、一方で、批判的になってしまいますが「自」と「他」の責任範囲をはっきりさせて、他の人の範疇まで責任を取りたくない・・自分に与えられた仕事は自分のやり方で進めたい・・他の部署や分野とのチームワークに奥手・・などから組織がタテ割りになる・・などとも言われます。

全てのことから垣根を無くせば良いのかというとそうでもないかもしれませんが、人やその方の働き方の多様性に対しては、組織や運営などは垣根が低いほど良いと思います。


大きな構造的な問題もはらむ中で、タテ割りー垣根ー狭間の方が出る・・という現実を見ながらも、目の前の方の「社会にチャレンジしたい」という想いに応えることに集中したいと思います。


掃除機で清掃している写真
ユースターは働く事で社会にチャレンジしたいという想いに応えたいです

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