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執筆者の写真吉岡 俊史

はじまりの始まり

コロナウィルス感染症の話題も遠ざかりつつありますが、実際にはまだまだまん延しているようです。り患したという方も時々お聞きしますので、やはりまだ終息には至っていないことがわかります。


台風、猛暑、戦争・・・など、特に昨今「いつ終わるのか・・」を待ち続ける話題やニュースも多く出てきます。

その中で「いよいよ終わりのはじまりといえます・・」という言葉を聞きます。おそらく終盤、衰退、終焉に向かいはじめた、というタイミングを指しているかと思います。その対象となるトピックが戦争など悲惨なこと、悲しいことであれば、その言葉に、ほんの少しでも安堵感を感じたり、道が開けた気になります。逆に楽しいことであれば、終わりの始まりはなんとなく寂しさを感じるものです。


終わりの始まりを「始まり」ととらえると

~いつも始まりが来る~

と受けとめることができます。


「終わり」に注目するのではなく「始まりがくる」と思うようにすれば、その瞬間の素敵さが増すような気がしますし、ずっとその考え方を貫けば、素敵な生き方すらできるのかもしれません・・・

就労移行支援事業所ユースターでも、就職をして働く方から、仕事が大変、続けられない、職場や人に馴染めない、というご相談があると、どうしても、何とか現状を回復できないか、と考えてしまいがちですが、そうならない時もあります。最終的に転職が最も良い選択と判断した際に、それを現在の仕事の退職と考えずに、次の就職と考えていくようにサポートをするようにしています。

過去の振り返りは大事ですが、今をもとに「次の始まりにワクワクしたい」と思うのです。難しくても、相談して来られる方と、そのような気持ちを共有したいとも思うのです。


離職就職はどちらも大きなイベントではありますし、心身ともに負担がのしかかります。大きな決断ですから、不安にもなります。

終わりの始まり、ではなく「はじまりの始まり」にすることを突き詰めてゆきたいと思います。


ゴールとスタートが同地点にある写真
終わりでもなく、終わりの始まりではない「はじまりの始まり」にしたいです


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