キャリアプランは、何かと就職とか、働く上でのステップアップにつなげるイメージがあります。さまざまな転職サイトや転職を斡旋する事業者からは「キャリア」という言葉は必ずといっていいほど出てきますので、やはり『キャリア=職業に関連』させるイメージがあります。
もっと詳しい方は『キャリア=会社や職業をする上での地位』を表すもの、と理解されていると思います。それらは、わかりやすく言ってしまうと、組織の中で自分が持つ、”リーダー””部長””社長”などといった「肩書」で表されるもの??かもしれません。
ところで”リーダー”や”部長”といった肩書は、企業がそれぞれの組織の中で付けた名称ですので、一つの会社で部長の地位にある方が、他の企業で部長のキャリアを満たすとは限りません。そうすると、肩書自体は、その人のキャリアというより、役割に名前を付けただけなのです。そうなると、キャリアは”肩書”で表すものではなく、”自分”で表すものかと思います。自分の役割や価値が周りに影響を与えて周りから役割を与えられたものが、たとえば”肩書”なのです。つまりキャリアは経験や自分の歩んだ歴史の中で磨かれた自分の姿なのだと思います。
肩書からキャリアプランの話題へと戻ります。キャリアをプラン(計画)するのはどのタイミングでしょうか?。それは人生の中でいつ計画すると良いのか?と自問してみます。
就活時の採用面接や、人事面接の際に「あなたのキャリアプランは?」と聞かれることも多いです。つまりキャリアプランは、就職、昇格、転職などの職業に関連する「転機」の時に出てくるイメージがあります。
そのタイミングで聞かれはしますが、「計画」を「描く」のはいつが良いのでしょうか?。まさか面接などで聞かれる直前に慌てて作るものではいけないと思いますが・・・(💦💦)。
前のシリーズ①で書かせていただきましたように、自分のことを知ったり、考えることが得意ではない方は、追い詰められて初めて計画する、聞かれるタイミングでもないと考えないのではないでしょうか。
そのような方々は恐らく今の自分に「とても満足」しているか、「こんなもんか」とあきらめの気持ちも含めて「良しとしている」かもしれません。
本当はキャリアは環境は社会などに対して自分の立場や役割に関連するものだと思います。
つまり求められていることや、期待されていることに対する自分の存在意味や価値になります。
そう考えると、自分の価値や存在意味を全く考えていない時、見つけれない時、失いそうな時・・こそ自分のキャリアプランを考えてみるときなのではないかと思います。
特に障がいがある方が将来の就職や働くことを目指す際、たとえばユースターで就職をめざしてトレーニングを頑張っていらっしゃる方々は、皆さん自分の社会から求められる役割や自分の価値を考える時期、そしてキャリアプランを考える真っ只中にいらっしゃるのだと思います。
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