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執筆者の写真吉岡 俊史

コピー機で学べること

ユースターでは、以前、コピー機を使ったトレーニングを行ったことがあります。写真がその際の様子です。


そもそも、皆さんはコピー機(特に複合機)の機能は使いこなしていますか?私はコピーボタン+2~3つのボタンだけで生きています(笑)。


コピー機は、機能が増えるほど使い方が複雑になっているような気がします。先日購入した複合機もスマホを使って印刷する、といったことまで覚えなければなりませんでした(苦)


それだけではなく、コピー一つをとっても、スタートボタンは一つしかないのですが、そのボタンを押すまで、と後、つまりコピー前後に、色々な頭脳をはたらかせないといけない時があるのです。。裏面にコピーする時は”上下をどのように置いたら良いか?””この方向に置いたらこうなるだろうか”・・等、サイズの違う原稿が混在した時などはプチパニックになります。


コピーを取る、を就労支援で支援する際、出来あがりを『想像したり』『予測したり』、『何をしたいかを決めたり』と、考えることが伴う前提でトレーニングをしなければなりません。

A4判の紙の白黒をひたすら取るだけでなら「ボタン一つ押す」で良いのかもしれませんが、就労支援者としてあるいはジョブコーチとして「このボタンを押して・・」という説明だけで良いのか?と思ったりします。

正直支援者の不安として・・

もし、就労者の方が、目の前のずらっと並んだボタンを前に、ふと「これは何かな?」などにこだわり始めたら、いきなり不安になりはしないか?紙詰まりが起こったら・・この機能は何か?と興味が止まらなくなったら。。更には、事務職として就職して、コピー機の前に立つ機会が多い仕事を任された際、わからない別の同僚から聞かれたら?


また、せっかくの機能だから、ちょっとおしゃれな使い方をしたい、なども感じる就労者もいらっしゃるかもしれないと思うと、支援者として「考えないでコピーしましょう」と言うのはやや心苦しいです。。。(でも教えられないのですが・・)


せめて複合機には慣れていただきたい、ということから単純コピーから始めていますが、この先の展開も思案中です。もう少しコピー機の方が歩み寄っていただければ・・などと機械に弱い私は考えてしまいます。


コピー機を操作するトレーニングをしている場面です
複合機などの事務機器の操作も会社任せにならないように支援したいと思います



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