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執筆者の写真吉岡 俊史

スプリット

”スプリット”という言葉を聞いて連想することは何でしょうか?


私の年代(アラ60)となると「ボーリング」ですが、野球では変化球、テニスではスプリットステップといって動く前に一歩めで跳ねることを言うときもあるそうです(完全に受け売り知識です)


ただ、スプリットの意味は、割ける、分裂する、裂く、割る、不和など、日本語では、あまり良い響きはしない訳も多いのです。

例えば、まさに、今は世界中でスプリットのイメージに近いことが起こっています。二分化・二極化など、かつてはまとまって調和していたものが、二極に分かれて対峙する状況が起こっています。とても残念です・・・。しかしスプリットはもともとは一つであったものが分かれた状態なので、いつの日かまた平和に世界が一つになれば・・・と願ってやみません。


少し話題を明るい方向に向けられるように、スプリットを就労支援に絡めてみたいと思います・・・・・・

実は、スプリットの場面が、就労支援にあるのです。それは、二つのスプリットされた立場です。


一人の方が、就労支援を受けて社会で働く場合、二つの立場に分かれます。それも同時に二つの立場を並行して担うのです。

二つの立場とは・・・・

一つ目は、支援者から支援を受けて働くという立場、もう一つは社会人として社会や会社、顧客に自分の力や労働を提供して貢献することです。

少し粗い言い方をすれば前者がテーク(受ける立場)、後者がギブ(与える立場)です。

就労支援を受けて働く方は、この異なる二つの立場を両立させています。


テークともいえる支援を受けて働くという立場と、会社等に貢献して(ギブ)働く立場の両立は容易いものではないと思いますが、むしろ支援者としては、後者のギブの立場をどんどん大きくして充実感を得ていただきたいと思っています。それが働きがいや生きがいになったり、自尊心を得たりすると思うからです。一方テークの方は小さくして必要最小限になっているのが良いとは思いますが、個人差はありますが、安心のために無くさなくても良いものと思います。


スプリットされた立場をむしろ楽しんで社会で働いていただきたいと思います。


野球のピッチャーが投球をしています
「スプリット」支援を受けて働く立場を表してもいると思います









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