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執筆者の写真吉岡 俊史

ダンボール

ユースターの就労支援としての軽作業活動の中に、ダンボール箱の組み立てがあります。

ダンボール箱の組み立て?どんなイメージを持たれますか?・・

「何のイメージも無い、特段大変とも簡単とも思わない、何の訓練なのかわからない、考えたこともない、施設の作業っぽい・・」

このようなコメントでしょうか?


なぜダンボール組み立て作業について書こうと思ったかと言いますと、ダンボールというものを一つ例に、障がいのある方の就職に向けた支援の例をお伝えしようと思ったからです。


ダンボールは、今の時代、手堅い業界であり、世界のダンボール市場は2021年から2027年にかけて6%以上の健全で安全な成長率が見込まれているともいわれています。産業向けのダンボールは落ち込んでいるようですが、個人では巣ごもり需要や通販での利用は多くて、ご家庭には常に1個くらいはダンボールがあるのではないでしょうか。日本国内も同じようなトレンドで、ダンボール製品に関わる企業やお仕事も安定している可能性が高いです。さらに、お仕事自体も、一定の固定化された作業内容であることが多く、広めの作業エリアなど職場環境も悪くはない場合が多いです。一方で、室内の清潔や温度管理は企業や作業場所によって大きく異なりますので、働く方に合わせて、しっかり見定めることも大事です。


一方、ユースター内の作業にもダンボールに関連する業者から仕事が舞い込みます、その中から、トレーニングに活用できるものをユースターでも作業として請け負っています。ダンボールは、食品はもちろん、化学品、電子機器、家庭用品などの広く利用されていますが、ユースターに入るダンボールを見ながら今の需要のトレンドなどを想像することもできます。


単なるダンボール、されど色々なことがわかるダンボールですし、ひょっとして将来のお仕事になるかもしれないと思うと、ワクワクする作業です。がんばろっと。


ユースターの就労にむけた施設内の訓練です。作業としてたんたんと行うことも大事、想像膨らませて自分の仕事として取り組むことも良いですね。

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