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執筆者の写真吉岡 俊史

ピーンと張りつめる

4月は新生活、新しい環境に入る緊張の時期です。

緊張しやすい方は、ユースターの中にも多くいらっしゃいます。

緊張している人がいらっしゃる空間の空気感は独特なものがあると思います。就労移行支援事業所ユースターも、この時期は新しい方をお迎えしますので、日常とは違った空気が流れます。


「ピーンと張り詰める空気」・・状況にとても合っている表現だと思います。隙が無く張り詰めていて、新しく入った人の動きが気になる・・自分の身体をどこに置いたらよいかわからない・・新しい人と何を話したら良いだろうか・・どのように知り合いになるべきか・・いつもは気にならない支援スタッフも気になってしまう・・などソワソワしがちな人が増えています。


支援スタッフももちろん同じです。


この時期は、少しでも空気を和らげようと、支援スタッフは、趣向をこらして、利用される方や支援スタッフとの接触やお話し、関わりを自然に始められやすい場面をセッティングします。もちろん、それぞれの人のペースや得意不得意も尊重しながら、無理のないように”交流”の場を持つようにします。


そして・・・・本当の主旨は、何気なく流れてしまう毎日に、ちょっとしたメリハリを持たせて、空気を流しなおす、それによって、同じユースターの中で関わる人同士が、改めて他の人を意識しなおしたり、自分を見直す機会にしたい、ということです。


ピーンと張り詰めた心地よい緊張感とそれがゆるやかに緩んでくる瞬間を一緒に感じて楽しみたいと思っています。


一般企業は、今後も毎年4月が年度始まりという習慣が多いと思われます。

さまざまな社会システムが4月から翌年3月が年度区切りという中で、ある意味4月の緊張感に慣れていた方が良いのかもしれません。


数人でゲームをしている様子です
張り詰めた空気を和らげるために設定されたプログラム、それに参加する方も、気持ちに余裕がないようです



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