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執筆者の写真吉岡 俊史

ユースターで行う作業の目的①

就労移行支援事業所ユースターには色々な種類の軽作業があります。

そもそも軽作業とはあいまいな表現で何が軽いと言えるのかは人それぞれで感じ方は違います。その感じ方を決めるのは、自分の経験、潜在的な能力、興味、意識や意欲なのかもしれません。

そのため、私たちユースターでは、作業をこなすことと並行して、次のようなことをめざしています。


1、作業の感じ方を成長させる

つまり作業に対する意識をもっと持ってもらい、何のためにこれをするのか、この作業をして自分は何を感じるのか、自分は好きになれるかなど、意識を持ちながら作業を進めていただけるようにします。支援スタッフの関わりの中にその点を含めています。


2、適性に関心を持っていただく

さまざまな作業を仕事として経験する間に、今行っている作業との相性、人に指示されることに対する納得感、それを終えるまでの自分の意識の維持など、仕事との相性を考える機会を持ちます。それによって仕事に対する興味と適性に関心を向けていただきます。


仕事として、作業のとらえ方が育つと、どのような作業であっても仕事と位置付けて一定の力を発揮し続けることにつながります。


ユースターを利用される皆さんは、どの作業であってもとても真剣に取り組んでくださっています。しかし、他の人からは、どの仕事にも熱心に進めているように見えていても、個人個人感じていることは異なり、表面上はわからない部分もあります。


実はうんざりしながらも、誰よりも素早くやり終えて、すっきりした表情を見せる方もいらっしゃいます。改めて、「今の作業楽しくできましたか?」などとお聞きすると「二度とやりたくない」とおっしゃる方や、ゆっくりだらだらと進めている方が「とてもおもしろく感じた」とおっしゃる方まで、本当の気持ちは見えにくいものです。また自分でもわからない方も多いです。


外から見えにくい仕事に対するその方の感じ方、そして適性、とても簡単には読み取れないものです。しかし、そこでわかる情報こそ適職や最適な環境を探すことに重要なものになります。

わからないまでも、少しでも皆さんの気持ちに近づいて理解できるように支援スタッフも日々「感じること」を大切に皆さんに寄り添います。


ユースターの中での作業の様子
作業に取り組む間も、色々な感情が動きます・・


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