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執筆者の写真吉岡 俊史

ユースターで行う作業の目的②

運んだり、持ち上げたり等の身体を動かす作業・・一方、ひたすらパソコン画面に向かって「うーンッ」と考える作業・・どちらも同じで、一つの作業を将来就職して就く仕事の”ひな型”と考えると、とりあえず、与えられた作業をやってみることが、仕事を知る一歩になるのかと思います。


そして、言うまでもなく、仕事は「自分と作業」という2つの要素だけで成り立っているものではありません。必ず、自分の他に仕事に関わる他者や、ハードソフト両方の環境という要素があります。たとえ一人で行う作業であっても、それらの要素と関わりながら行うのが仕事です。


人について言えば、職場に自分一人だけいるのか、大勢かなどの違いが、自分が仕事に対して抱く感情、言ってみれば仕事に好意的になれるかなれないかにもつながってくるものです。

人との関わりが苦手な方には、おそらく一人や固定された少数の方と進める仕事が心地良いはずです。しかし、なぜかそういう方が、チームで行うことが前提の仕事に就いてしまう場合もあります。そうなると、仕事そのものよりも「どのような人がいたか?、誰と遭遇するか、誰に話しかけられたか・・」などに気を取られるかもしれませんし、それが原因で会社を辞める可能性も出てくるのです。

他の人と一緒に仕事するのが苦手、という方が、仕事に集中できない理由として、よくおっしゃることは、例えば以下です・・

●一緒に仕事をする人に気をつかってしまい、その感情におしつぶされそうになる

●同じ仕事だと人と自分を比較してしまう

●他の人が自分や自分の仕事をどう見ているのか・・気になって仕事にならない


これらのことは「気にしない」ということだけで解決されるものではありません。例えば、自分が他の人よりも早く仕事を進められる時には、周りに合わせてあえてゆっくり仕事をしたら良いか、それとも自分だけでも早く終わらせたら良いか・・など都度都度迷い、悩んだりします。

つまり、仕事をする、というためには、多くの目に見えない要素を超えないといけないということになります。

そして、それを超えるために支援する人と、どのように協同してゆくかが大事になります。


ユースターでのチームでの作業の様子
作業といっても一人か複数かで、そこから感情も変わりますよね

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