この項は「スタートとゴール」というワードです。
ここで書かせていただきたいことは・・・スタートは今ではなく、生まれた時であって、ゴールは具体的などこかではなく、もちろん就職でもなく、自分が決めるどこかである、ということです。
言い換えれば「自分の満足」「これから先の社会での生活をする自分」がゴールなのではないか、ということです。
生まれた時がスタートといっても、マラソンのように一斉に走り出すのとは少し異なり、社会で活動することへの準備ができた部分から少しづつ動き出す、ということかもしれません。
スタートして年を経ながら、自分の所属する場所でさまざまな人と関わり(例:家族、学校、地域など)その経験が、年齢や成長に合わせて自分の一部として蓄積されるのだと思います
就労支援では、就職がゴールではない、ということが言われ、就職のあとに続く生活や長い人生を視野に入れた支援をしてゆきます。ユースターも同じ価値観を持ちつつ、長い目を持って就職のあとの就労生活を目指した支援を提供しています。
長い目での支援とは?・・・・それは、今の時点で、何ができるとかできないで、全ての方向を決めつけたり「できないこと」をどうにかしようとしたり、あきらめたりするのではなく、まずはその人らしさを保ちながら、社会への適応や生活を目指す支援です。
本人について、何も決めつけたり、批評することはしないようにしています。
スタートよりもゴールが大事ではありますが、いつ始まり、どのような段階を経てゆくのか?への関心を高めないと、ゴールを定めて目指すことも難しくなります。
ゴールに向けた支援よりも、ゴールを考えたり、ゴールの中でリアルに生活することを目指した支援なのです。
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