会話による意思伝達はなかなか難儀です・・・特に言葉だけでの会話は、たとえ意味は伝わったとしても、心の中までは言語化することは難しく、結果、自分の想いや真意が伝わらなかった、という経験は誰でもあるかと思います。
メラビアンの法則ではありませんが、実際、言語で相手に伝わるものは少ないからこそ、私達は表情やトーンなど、いろいろは言語以外のものも駆使して意思伝達をしているのではないでしょうか。
そこで、とても難しい言葉による会話について、ユースターの支援では、たくさんの方向から複数の支援プログラムを用意しています。
就職をして、会社で働く中では、どうしても言葉で伝え合うことが基本になってしまいます。その現実は完全には変えられないので、何とか適切な言葉で自分の意志などを伝え、仕事を進められるように「報告連絡相談」といった”テクニック(?)”を支援プログラムとして練習をしています。しかし、正直、それだけで仕事がうまくゆくものとは思えないのです。では、それ以外に何があるのかといいますと、まずは「聴く力」や「聞いたことを理解する方法」など、そしてその他、発信と受診の順番、バランス、会話のTPO、テーマ選び、起承転結・・・等々です。更に、前述しました、言語以外のものも駆使することになります。
むしろ支援の重点を置くのが、言語以外の方法です。それは、身振り手振りといったものだけではなく、言葉の抑揚、表情などが、言語で伝えることを補完したり、修正することができれば、言語による会話に自信が持てない人でも対人関係を維持できますし、会話で相手に誤解を与えてしまいがちな人でも、対人関係を良好にしながらお仕事ができるかもしれないのです。
ユースターの、会話に関する支援プログラムも、そういった言語を使わないで意思を伝える、あるいは受け取ることを練習します。それによって、相手の気持ち、言葉の背景を読んだり、伝えたりといった見えない言葉を使えることができるようになります。
難しい言葉をつかって巧みな会話ができる人でも、会話では、相手の心に届く言葉がどれだけ入っているかが大事ですので今後も言葉以外のプログラムを充実させていきたいと思います。
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