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執筆者の写真吉岡 俊史

ユースター支援のワード②~適応~

前回からシリーズを始めました「ユースターの支援をワードで説明するコーナーです。今日は第二回目、出てくるワードは「適応」です。


社会に出るとなると、社会に「適応」する、という事になります。適応はおおかた、自分側が妥協したり、合わせたりしないといけません。

ユースターの支援は、その適応をどのように就労する方に理解・納得していただくか、という事から始まります。


就職にむけて、真摯に努力されているユースターを利用される皆さんですので、自分が妥協して合わせることで適応する、と説明してしまうと、皆さん、一生懸命自分を背後に隠して、がんばって合わせようとしてしまいます。したがい、適応は周りに合わせる、という事だけをハイライトしてはいけないと思います。


周りに合わせるとなると、周りにも色々な人や習慣がありますから、「周り」とはどこか、「周り」というものの定義やルールが一つではないことで本人は迷います。

ゆえに、単純に周りに合わせてゆくと言っても混乱するのみです。


では、適応してゆくためには何をしなければならないか・・・私達ユースターでは悩んだ結果「自分を大事にする」そして「自信を持つ」、そして周りにも関心を持つ、ということで、少しづつ自分に適応力を身につけていただく事にしています。


肩ひじ張ったり、背伸びをし続けることで周りに自分を合わせると、適応どころか疲れます。適応するために、自分のやりたいこと、言いたいことを抑えるのではなく「自分が楽に生活する」ために、周りに協力してもらえるように、自分も周りに関心を持つ、ということから初めています。

ユースターでは社会のさまざまな場面を想定したロールプレイ、グループワークなどで、自分の言動、ふるまい、所作を練習しています。それらは、周りに関心を持つ一つの手立てですし、生きていくことを頑張ってするのではなく、生きていくことに余裕を持つようにするためです。


グループワークの場面
他の人を知ることで自分を合せるだけの適応にならないように・・

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