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執筆者の写真吉岡 俊史

ライフイベントとライフプラン

人生設計というとかたくなりますが、ライフプランというと少し受け入れやすくなるかもしれません。カタカナにしただけなのですが・・


収入をより多く確保するためには、年金などの他に「働く」という選択肢があります。その働くという選択肢を選んだ方は、収入の他に何かの動機を持っていると、働くことをもっと続けやすくなります。


動機とは何?


「動機」というものを形にすることはとても難しいと思います。

特に働く動機をわかりやすく説明することは困難だと思います。しかし、就労移行支援事業所ユースターを利用されている、ある方とお話しした時、たまたまその方のやりたいことが話題となりました。その方がやりたいことを就労の動機とつなげると、本人と支援スタッフである私の両者が、くっきりと同じイメージを共有することができたのです。

その方がやりたいことは、あるライフイベントでした。


そこで、動機=ライフイベントとも言えるのではないか、と思ったのです。

つまり動機を具体的なものに言い換えるとき、その具体物の一つがライフイベントなのかと思うのです。


例えば独立して一人生活をするというライフイベント・・結婚をするというライフイベント・・家を建てるというライフイベント・・資格を取るというライフイベント、それらを実現することと働く動機はつなげやすいのです。


さらに、単にライフイベントがある、ということで終わらないように、そのライフイベントをライフプランに入れて共有することも大事だと思うのです。


上記の例を使って言うと「〇〇年までに自動車免許を取得したい、そのために〇〇年まで働いて免許取得費用をためる。免許を取得できたら〇〇年に車を買う、そのために〇〇年まで働き続け〇〇円の貯金をしたい」です。

これは具体的なライフイベントを、働く動機としてライフプランにいれた例になるのかと思います。少なくとも〇〇年までは働き続ける意欲を維持することになるのです。


考えてみれば、誰もが大小何らかのイベントを持ちながら、そのイベントを一つの動機として働いているような気がします。一昔前になりますが「出世をして部長になりたい」と一生懸命働くサラリーマンは多かったと思います。この場合も「部長になる」ことはその人にとってのライフイベントだったのかと思います。

ライフというと仕事以外の私生活というイメージですが、一昔前は仕事は生活に大きく食い込んでいたので、私生活と仕事を分けられない時代だったのです。


ライフイベントのあるライフプランができると、そこには働く動機が生まれ、働き続けやすくなりますので、支援スタッフとしても積極的にライフイベントを持っていただくようにお勧めしています。


ライフイベントとプランのある生活が就労継続の鍵です












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