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執筆者の写真吉岡 俊史

リタイアメント

リタイアする、ということは、日本ではなんとなく「あきらめた」というマイナスイメージがある言葉です。ひょっとしてスポーツ競技の中での”リタイア”という意味が先行しているからかもしれません。

今日お話しさせていただきたいリタイアメントはスポーツ競技のリタイアとは違い、前向きなリタイアメントです。

ご存じのとおり、リタイアメントは定年、退職を指す言葉ですが、ハッピーリタイアメントという言葉もあるくらい、それは第二の人生を始めたり、新しい引退生活に入るポジティブなイメージも含みます。


ユースターを出て会社に勤める皆さんは、もちろん定年退職のことは、その時点では想像できないとは思います。

しかし定年という年齢に到達していなくても、仮に途中で会社を辞める時がきたとしたらどうするか?。それはネガティブなあきらめの退職ではなく、ポジティブな次のステップへの移行となる、ということを自分でも位置づけたリタイアにして欲しいです。

そのためにも、「最初の就職は働く体験」と決めて就職する方もいらっしゃいます。つまり、初めて就職をする方の中には、支援スタッフと一緒に、自分の適性とやりたい仕事のイメージの折り合いを付けつつ、あれこれ就職先を検討する中で、「まずは最初の経験として働いてみたい」と思う方もいらっしゃいます。支援スタッフはその気持ちを肯定します。


たとえばフルタイムでの勤務が自分の希望であっても、初めての就職であれば、職場の環境が合っている方が自分にとっては良い、と捉え、一日2~3時間の求人であっても対象外とせず、働いて自分と相談することもありかと思います。


一大覚悟をして、これが最後と思って就職するのはとても大変です。就職はいずれにしても重大イベントです、そこに一大覚悟を決めて気合を入れすぎると、リタイアが、失敗のイメージにつながってしまうからです。。。もちろん気軽に仕事を変える事は決しておすすめできませんが、社会の中で経験を積んでゆく過程で、最初は時短勤務やパート勤務から始め、自分に心地よい働き方を見出してから、それが叶う正社員登用の就職先を目指す方法もありだと思います。

リタイアを上手に活用していただきたいです。


植物の節目
リタイアを植物の節目の様に次へのリスタートにしたいです





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