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執筆者の写真吉岡 俊史

リタイアメントプランと就労②

自分の日々の生活に関わることは、今まで保護者やご家族が全てをやってくれた・・・これからも漠然とそれが続くと思っている。。。。


自分でやる時が来ても、何をすれば良いのかわからない。とおっしゃる方がいます。無理もないことだと思います。誰でも成人になって一人で自分の身の回りのこと、一人生活、生活設計など段階的に、かつ家族等や身近な人のことを見ながら、あるいは助言などをもらいながら、徐々に自立してゆくものだと思います。生まれながらに自立している人はいません。


障がいがある方が、自立するために具体的に取り組む最初の行動は、案外『働く』ことかもしれません。なぜなら、第三者からのサポートを受けやすく、自分がやるべきことがわかりやすいからだと思います。

それゆえ、生活面の自立は、後回しにして、まずは『働く』ことをしっかりやれば、生活面は誰かが考えてくれるはず、と思っているのかもしれません。


でも、人の人生は、生活するため、自分らしい人生を作るため、愉しむために働いているわけですから、社会の中で決めなければならない生活のことも自分でやってみるなかで、人生を愉しむことができ、生きがいも感じれるようになるのだと思います。

わからないために不安もあるけど、やってみたら自信がついた、愉しい、と感じる経験をしていただきたいのです。


その一つがリタイアメントをプランすることです。働いて稼いで、自分のやりたいことができるようになって、生活も自分の思うように設計して、そして将来働くことを辞めたり、休んだりする、そのために自分にあった働き方、辞め方を漠然と想像しておく。

これだけでも思考が自立してくるのだと思います。


人が大自然の中で考えている様子です
自分の将来を考えることが自立の一歩かもしれません

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