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”一緒に考える”という姿勢は?②

執筆者の写真: 吉岡 俊史吉岡 俊史

「自己決定の支援」それを行う人の姿勢について、前のブログから書かせていただいています。今回はその続きです。


さて、当事者の方への自己決定の支援を成立させるためには、支援を受ける本人から見て「0」でもなく、「100」でもなく、ほどよい関わり、量、タイミングが提供されているということになります。


就労移行支援事業所ユースターの支援スタッフも、ユースターを利用する方から「どうしたら良いですか?」と問われることは多くあります。支援スタッフは、常に、本人にとってどうしたら良いか?を考え、判断しながら返答したり、支援をしています。

そして、大事である、支援スタッフとしての”姿勢”を自らチェックしながら、色々なことを調節して本人と関わらせていただいています。


その経験からも、支援者のあるべき”姿勢”も正解のスタンダードはなく、常に関わる方に合わせて新たに考えてゆかなければならないと思うのです。


ある方には情報を提供してその中から選んでいただくこともあるかもしれません・・別の方は情報を提供することで、自分で決めようとしている気持ちがそがれてしまうかもしれません・・また支援スタッフが良かれと思って言っていることでも、その言葉や態度に誘導、あるいは逆誘導され、自己決定をあきらめてしまう事にもつながることもあり得るのです。


では本人と関わる支援スタッフとしては、何か必要で、どうしたら良いでしょうか?・・・

この問いにいつも悩まされているのですが、ベストな答えは無いながらも、やはり、人としての成熟した人間性を持つこと、支援スタッフが自分の長所や短所、くせを知っていること、そして自分にも他人にも優しく、愛情を基に考えられることかと思うのです。

それに加えて自己決定を支援する上では「待てること」も大事だと感じます。


立派なこと、理想を書くことは簡単ですが、以上のことを支援スタッフとしては心掛けたいです。


色々なことを手伝ってもらいたい本人と、何でも知っていると「勘違い」する支援者の関係が従属的になることがあってはならないです。


自分にできることやできないことを自分が知っていることは当事者の本人に求めたりしますが、支援するスタッフ側も同じであることを知っておくべきかと思います。

そして、支援する人自身も自立してできることとできないことがあり、それは何かを知り、自分で認める支援スタッフでありたいと思います。


プランAかBかの道しるべ
自己決定の支援のためには、支援する人の人格や姿勢がとても重要になると思います

 
 
 

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