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執筆者の写真吉岡 俊史

人と接する”しごと”がしたい②

「接客業」というお仕事があります。

接客が描くイメージとしては、カウンター等を挟んでお客様と対面で話している姿・・・まさに「接客」っぽい絵です。


しかし、接客業には、それに付随する大変多くの職種があります。

一部だけでも例を挙げれば・・お客様に提供する情報収集をする、売る(買う)、話す、立っている(案内)、データを整理する、書類をつくる、清掃をする、笑顔を届ける(展示会等)・・・・・キリがありません。


全て接客業、とまとめてしまうのも良いのかわかりませんが、たいていの場合「接客業」と聞いてイメージするものは、冒頭のカウンターを挟んでお客様とお話しするような、多くの職種のほんの一部にすぎないのです。


良く考えると、世の中にあるお仕事のほとんどが、誰かエンドユーザー(消費者やそれを使う人)クライアントがいるものだと思います。

そうなると、ほとんどのお仕事は、直接間接、対面リモートを問わず何らかの接客をしているのかもしれません。


接客が好き、という方の就職をサポートした経験があります。ある小売店に就職をしたその方は、バックヤード中心のお仕事ばかり指示されて不満をあらわにしていました。

まだ駆け出しの(今でもですが💦・・)ジョブコーチ(働く本人を職場で支援する人)だった私は、会社にお願いして本人がお客様のいるフロアで働けるようにさせてもらいました。


しかし、その結果、本人はお客様に”おしゃべり”をもちかけたり、聞かれていない説明をしたり・・・商品を吟味しているお客様に「何を探していますか?」と割って入り、会社に困惑をさせてしまうことになってしまったのです。


その本人に罪はありません。駆け出しジョブコーチだった私が、お客様のいらっしゃる場所に出れるようになったときに本人に対して「接客は、お客様に話しかけたり、おしゃべりをする仕事ではなく、お客様のお話しを聞くお仕事です」と基本的なことを説明するべきだったのです。それができず、調整をしただけが問題だったのです。


今でもその時のことは、本人の実習というより私の実習だったように感じています。

そういうジョブコーチも人と接する接客業なのだと思います。


小売店で働く様子
人と接する仕事と言っても、様々な場所、状況があります。支援スタッフはどのように接客を説明するのかが問われると思います



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