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執筆者の写真吉岡 俊史

健康に働くために

2月10日「健康で長く働くために」という講座をユースターで行いました。

病気にさえなっていなければ健康だ、ということではないことを改めて確認するとともに、心身の健康を維持してゆくことの大切さについて、参加者の皆さんと考えています。


働く根本に健康があるのは誰もが知っています。では健康のために必要なことは何か・・ということで、病気にならないということはもちろん、心の健康の維持にも触れた講座でした。


風邪とか怪我だけではなく、今は感染症や内部障害、メンタルの疾患など、目に見えない病気や障がいが話題になることが多いです。


目に見えない病気が本人を悩ませている場合は、周りの人に、どのように伝えるか?そして、周りの人はどのように対応や配慮をしたらよいのか?たくさんの方が迷うことになります。もちろん本人が一番辛いのですが、働いている場面では「周りの人に迷惑をかけているのではないか・・」という悩みも加わってしまい、辛さが膨らんでしまうのです。



ユースターの講座は、身体の他に、メンタルの病気の予防として「ポジティブ」と「楽観的」の違いに焦点を当てたお話しでした。


人間関係や環境との折り合いが良くなく、毎日少しづつたまるストレスが解消されるきっかけが無いと、少しのストレスも大きな病気につながってしまうこともあります。


しかし、働く場合は大きなストレスに覚悟をしなければならないのも事実です。ストレスのない職場はめったにないからです。それは、価値観の異なる多くの人や組織とともに、同じ目的を達成しなければならないからです。

いつも慣れた自分のやり方や考え方が通じない・・・自分の気持ちと折り合いがつかない・・・これらがストレスです。

思い悩まない、気にしない、などが対処といえば対処なのですが、それ自体がとても難しいだけではなく、気にしないことがかえって自分のメンタルに負担を与えてしまうことすらあるのです。


講座でとりあげていた「楽観的」という考え方は、ストレスという難題を解く一つの鍵だったように思います。

ポジティブに考えようとすると、何か失敗したことを二度と繰り返さない、という意志を持つことになりますので、楽観的にとらえられるものは、なるべく楽観的に受け入れてしまおう、というとても素敵な対処法でした。ひょっとして、同じストレスでも、メンタルに落ち込む人と、そうならない人の違いのヒントなのかもしれない、と思いました。


私たちユースターが支援をさせていただいている、就職した方々の中には、働いている間に知らず知らずにストレスをためこんでいる方がいらっしゃいます。ご自分ではがんばって仕事を続けていて、成果もあがっているのに、なぜかメンタル面では下降しているのです。それから抜け出そうと、よけいに仕事に打ち込む、ということもあります。そうなると心身の健康維持はとても難しくなるように思います。


健康は何もしなくても自動的に保たれているわけではないことは誰でも知っているのに、意識の中では薄れていることが多いのです。

健康を維持することを、しっかりと意識して毎日を過ごすことの大切さを感じました


ユースターの講座の写真
本文に出た講座とは異なりますが、これは日常でストレスをためないコミュニケーションを扱う講座です

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