前のブログで内なる国際化について書かせていただきました。今日はその続きです。
内なる国際化とは、日本が国際的になるという事ではありませんし、ましてや、外国語で話しましょうとか、納豆よりステーキ食べましょうとかではないです。
そもそも、日本は国際化ができていないという事でもなくて、日本よりも、もっと国際ルールの通じない国が世界中にあるのは、皆さまもご存じの通りです。
ただ、日本では、外国の方を見かけると、コミュニケーションを躊躇したり、遠まきに見てしまったりすることはないでしょうか。言語が違う事を理由に「全てが違う」と思ってしまう自分の弱さもあるかもしれません・・前のブログ「内なる国際化について①」のマイノリティーではありませんが、障がいの有無でも、同じような見方になってはいないか・・それは無いと願いたいです。
内なる国際化はもっと個人個人の内面に関わることであって、他者の捉え方や、受け入れる心のありようなのだと思います。
言い換えれば「心を開く」ことなのかもしれません。自分ができる範囲からででも、心を開けるだけ開く勇気と、そこで起こることを受け入れる勇気です。
ユースターに置き換えると、就労移行支援事業所ユースターは、障がい者の方を中心に(障がいがあってもなくても)働くことに何らかの壁を感じる方に広く使っていただいて、社会の中にいる自分が、自分らしい就労生活をおくるお手伝いをしています。
サポートをする支援スタッフは、もちろん利用者の方を支援するのですが、しかし、働くご本人だけを支援しているわけではなく、受け入れる会社にも、できるだけ心を開いていただき、ご本人を受け入れられるように会社をサポートします。会社組織の問題にもかかわることですので、受け入れ側にこそ、大きな変革が求められることもあります。障がい者の雇用は、就職するご本人と雇用者の両方が不安を持ちながらも、両方が主役であることを心に留めながら支援を進めています。
内なる国際化は、心を開く事で、自分も他者も変わることにつながるのだと思います。
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