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執筆者の写真吉岡 俊史

内なる国際化について②

前のブログで内なる国際化について書かせていただきました。今日はその続きです。

内なる国際化とは、日本が国際的になるという事ではありませんし、ましてや、外国語で話しましょうとか、納豆よりステーキ食べましょうとかではないです。

そもそも、日本は国際化ができていないという事でもなくて、日本よりも、もっと国際ルールの通じない国が世界中にあるのは、皆さまもご存じの通りです。

ただ、日本では、外国の方を見かけると、コミュニケーションを躊躇したり、遠まきに見てしまったりすることはないでしょうか。言語が違う事を理由に「全てが違う」と思ってしまう自分の弱さもあるかもしれません・・前のブログ「内なる国際化について①」のマイノリティーではありませんが、障がいの有無でも、同じような見方になってはいないか・・それは無いと願いたいです。

内なる国際化はもっと個人個人の内面に関わることであって、他者の捉え方や、受け入れる心のありようなのだと思います。

言い換えれば「心を開く」ことなのかもしれません。自分ができる範囲からででも、心を開けるだけ開く勇気と、そこで起こることを受け入れる勇気です。


ユースターでは、利用される方どうし、また支援スタッフとの間で相手を意識する取り組みを入れています、さりげない関わりを積み重ねる中で相手を受け入れる気持ちが芽生えます
ユースターの就労支援は人への関わり方をテーマにした支援もあります

ユースターに置き換えると、就労移行支援事業所ユースターは、障がい者の方を中心に(障がいがあってもなくても)働くことに何らかの壁を感じる方に広く使っていただいて、社会の中にいる自分が、自分らしい就労生活をおくるお手伝いをしています。

サポートをする支援スタッフは、もちろん利用者の方を支援するのですが、しかし、働くご本人だけを支援しているわけではなく、受け入れる会社にも、できるだけ心を開いていただき、ご本人を受け入れられるように会社をサポートします。会社組織の問題にもかかわることですので、受け入れ側にこそ、大きな変革が求められることもあります。障がい者の雇用は、就職するご本人と雇用者の両方が不安を持ちながらも、両方が主役であることを心に留めながら支援を進めています。

内なる国際化は、心を開く事で、自分も他者も変わることにつながるのだと思います。


     

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