特に北海道では、冬の備えには気合を入れてはじめないと、準備不足は後々困ることがたくさんあります。冬への備えとしては、北海道でいえば「降雪」です。
雪への備えというよりも、正確にいうと、雪によりさまざまな生活に不可欠なもの、ライフラインなどが予定通り稼働しないこと・・・への備えかもしれません。
そして「備え」といっても色々な考え方があると思います。
大きな括りとして、主に二種類についてユースターに於ける備えをご紹介したいと思います。
二種類の備えとは・・・
①いつ雪が降っても大丈夫なように事前に備えておく
②雪によるトラブル発生時に対処できるよう物心両面で備えておく
です
特に②のトラブルについては、公共交通機関が機能不全になったり・・車線が減ることで道路が渋滞したり・・(北海道の場合)除雪が間に合わず出れない・・その他多くのトラブルへの備えが必要になるのですが、これといった完璧な対策を持ち合わせていない場合もあるのではないでしょうか?(私だけかもしれませんが・・)。
就労移行支援事業所ユースターへ通われている皆さんは、就職に向けた準備のプログラムを受けていらっしゃいますが、それは働くスキルだけではなく、通勤から退勤まで仕事中に起こる全てへの準備です。
当然、雪により会社に来れない場合、何をすべきか、ということも考えたり、経験をしておかないと、本番で対応できない可能性があります。
そこで、冬を迎える前に、ユースターに於いて、雪による交通障害が発生した場合、自分が住む場所から、どのようにして通ったら良いか、を実体験する取組みを行いました。
まずは参加者全員で講座を聞いていただきました。そこでは、会社で働く際は、冬の交通障害が起きても勝手に休むことはできず、上司からの許可や指示が無い限り、会社に行かなければならないという点を確認しました。そして、その為のルートを探しています。そしていよいよ実際に帰ってみました・・・。楽しみながらも体験をしています。
その際に、いつも交通系ICカードを使っているので、紙の切符を購入した経験がない人は経験しています。紙の切符を自動改札機のどこに挿入したら良いかとまどう場面もありました。
中には公衆電話を使用する経験も合わせて行う方もいらっしゃいました。
このように「備える」というのは・・・・例えば雪などから影響される何らかのトラブル、それに対処するために、自分としては、普段経験していないことを突然行わなければならなくなる、という事を知り準備することなのだ、ということを学ぶことができました。
当たり前ですが、いざというときにどのように動いたら良いか、を常日頃から考えておくことそれも最後まで想像しておくこと、何をしなければならなくなるか、をイメージして練習することが大事だと感じます。
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