コロナ禍を経験している私たちは、特に身近な医療機関の重要性を感じる日々です。また、医療機関のキャパシティー(受けいれの限界)についても実感をしている次第です。
今日の三角山放送局(コミュニティFMステーション76.2MHz)へのユースターの出演は、5回シリーズの最終回となりました。
今日は、5回にわたってトークをさせていただきました、医療機関の手稲いなずみ病院の濱道学さんに、当社代表の吉岡が地域医療についてご質問させていただき、医療と福祉についてトークをしました。
前々から、医療と福祉の間には微妙な距離感があると思っていました。それは、福祉は、その対象となる方の健康管理や疾病等の関係で、医療と関わる事がありますが、医療機関は、福祉との関係をさほど意識していないのではないかと感じていたからです。その理由は、例えば福祉の対象となるのが障がい者とすると、医療はその方を、障がい者としてではなく一人の患者として受けいれ、治療を目的に関わります。そのため、例えば、ご本人のことを福祉機関から説明する機会が無かったりと、障がいのある患者と医療機関の間に介在する福祉機関をさほど意識していないのかもしれない・・と感じたからです。
しかし、今日、医療機関とお話する中でこの認識が間違った先入観であったと気づきました。
それは、障がいのある方が、医療サービスを受ける時には、福祉職員のサポートが必要となる場合がありますが、そのサポートは結局誰のためかというと、ご本人だけではなくて、医療機関、福祉機関両方に必要なもの、つまり、全員のために存在するものなのだと、濱道さんとお話しながら感じたからです。つまり、ご本人とその他の機関(この場合は2機関)は全てフラットであり、補い合う関係でなければならない、という事です。
就労支援は事業としては福祉の分野に入ります。なぜかといいますと、利用の対象となる方が、障がいのある方だからです。しかし、何かを必要とされる方に必要なサービスを提供する、という観点では、医療と福祉は同じ立ち位置なのかもしれません。
5日間に渡りトークをさせていただきました、手稲いなずみ病院の濱道学さんに改めて御礼申し上げます。またご視聴いただきました皆さまも、本当にありがとうございました!
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