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執筆者の写真吉岡 俊史

同じ職場に長く働く・・に想う①

就労する力は誰にでもあるものだと信じています。

しかし、同じ職場や会社に長い年月働いている方と、短期間働いて辞める方とがいらっしゃいます。どちらが良いということはなく、どちらも一つの働き方の形であると思います。


当然”長く働く方が良い”というイメージ、評価?価値観?は今でもありますし、何よりも短期間で仕事場を頻繁に変わることは、心身を消耗するのではないか?とも思うのです。しかし、実際は、今、働くことに対して見方が大きく変わっています。

それは、働くことと自分の生活の捉え方が変わっているからではないでしょうか?。つまり、自分の生き方を自分の中心に置いて、働く場所や時間は、あくまでそれを支える一部、という捉え方になっているからではないでしょうか。。。


もちろん、障がい者雇用にも同じ変化が見られます。


ユースターも、就職をしたら、その場所、仕事に長く従事し続けることを一つの目的として就職先を探していましたし、就労を希望される障がいのある方も同様の希望を持っていました。

しかし、今はその目的を持つ方もいらっしゃる一方で、働き続けることは”一つの会社で長く働くこと”ではない、と言う方も増えてきています。

ユースターを利用される皆さんとお話しする中で、少しづつかもしれませんが「就職後働く」ことの捉えが明らかに変わってきているのがわかります。


考えてみれば、そもそも短期間働いて辞めた方は、決して能力が無かったとか、就職に失敗した、ということではなかったのです。会社に属している間、まじめに仕事をし、なげやりな態度もなく、会社への貢献度も高かった方なのです。企業からは、辞めないで欲しい、問題のない従業員と評価されてきた方も多かったのです。

自分のことを大事にしている、キャリアアップを目指したい、自分の人生を自分で決めてゆきたい・・・という意欲や動機があるからこそ、次を目指す方もいらっしゃったのだと思います。


障がい者雇用は、隔絶された特別な世界ではないのです。社会の価値観の変化が反映される場所なのだと思います。


企業で働く様子
障がい者雇用は「働き方」を反映するものかもしれません


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