時代の流れは速く、また時代はさまざまなことを変えていると感じます。
「子供たちに自分の学んだんことのみを教えてはいけない、なぜなら彼らは違う時代に生まれているのだ・・」と言われることが実感として響いてきます。
スマートフォンで簡単に世界への発信も、利益も得たりできる時代、はたまた犯罪にもつながってしまう時代です。
翌日には、自分が学んできたこととは全く違うツール(道具)が使われたり、浸透している時代になっているのです。
そのような変化の中で、次の世代に伝える内容も大きく変わってきていると思います。テクニックやノウハウなどでは、人から人に伝授したり、伝えていくことは、伝統技術などの分野では欠かせないことです。しかし、電話のかけ方、電車の乗り方、買い物の仕方・・・など実践的なことは、たとえ伝えても明日には変わってしまうことが多いのです。
しかし、伝えることをあきらめては絶対にいけないことがあると思います。それはご想像の通り、倫理・道徳などに代表される「人として・・・」ということだと思います。
就労支援を行っている就労移行支援事業所ユースターでは、就職先の情報やトレンド、働き方や社会での生活をテーマに、さまざまな分野にまたがるトレーニングを提供させていただいています。
その中でも時代に合わせて「変えてお伝えすること」がある一方、「変えずに伝えるべきこと」もあるのです。
変えてゆかなければならない項目は、就職のトレンド、障がいのある方を雇用する企業のこと、障がいのある方に関わる制度など、時代に合わせて変化していることです。
一方で、変えてはいけない項目は、前述しました通り、倫理・道徳に代表される「目に見えないルールや道理」などです。
どうしても目で見てわかる具体的なことに着目しがちなのですが、意識をして目に見えないものをお伝えするようにしないといけないと思っています。
なぜなら、目に見えないことには答えが無い場合が多く、しかし社会では暗黙に答えが存在しているからです。
変化が著しい社会に出て活躍される、ユースターを利用される方・利用していた方には、変えずに伝えてゆくべき事柄・・・自分では見つけにくい大事なことを、色々な工夫をしてお伝えしてゆきたいと思っています。
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