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執筆者の写真吉岡 俊史

失敗を恐れて①



恐れない程度の失敗は、自分でも自覚が無い程度の「軽い小さな失敗」かもしれません。


では「大きな失敗」についてはどうでしょうか?大きな失敗をしてしまった時は誰でも落ち込みますし、その記憶が次も失敗してしまうのではないか・・と次に同じ行動をすることを躊躇させます。同じ行動に限らず、自分が行う全てのことに、自信が持てなくなることもあります。


就労支援を行っている就労移行支援事業所ユースターの支援スタッフでも良くあるのですが、ユースターを利用する当事者の方に失敗をさせまい、という気持ちから、本人の失敗の前に、つい支援スタッフが(無意識にも)カバーしてしまうことです。そして、本人が気づかないうちに、何ごともなかったかのように順調な時間を作ってしまうのです。

それが支援と呼べるのかは議論があると思います。ケースバイケースかもしれませんし、失敗することがわかっていながら何もしないでいる、というのは支援者以前に人として、どうしても受け入れられない気持ちにもなります・・正直な気持ちです。


恐らく、支援対象の本人が失敗しないようにカバーすることも支援の一つであることは間違いないでしょうし、サポートといえるものなのですが・・・・こと「就労の支援」となると、本人の活動の舞台は社会、職場、社会生活、人生・・という、とても支援スタッフだけではカバーしきれない広範囲な世界になります。


では、就労支援の中で、失敗とどう向き合ったら良いのでしょうか。失敗はだれでもするのだから、どんどん失敗してもらった方が良いし失敗から学べるというとらえ方もあるかもしれません。でもそれは失敗から学ぶ準備のできている方であることが前提の考え方ですし、そもそも、社会で働くご本人が失敗を常に前むきにとらえていけるか、という疑問も残ります。


失敗というものを肯定的に捉えるか、あるいは無いようにあらゆる手立てをするか、議論は分かれますし、ケースバイケースや人によって変わってくるのだと思います。


わたしたち支援スタッフが「軽い小さな失敗」そして「大きな失敗」をどうとらえて、同一緒に乗り切っていったら良いか、次のブログで書かせていただきます。


成功までのシナリヲを絵に描いてあります
成功のもとには失敗がある? でも失敗したときの感情や記憶の取り扱いはどうするのか?

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