学習性無力感と就職後の支援のつながりについて、前のブログから書かせていただいています。
前のブログでは、就職後は働く本人の近くで支援スタッフが支援することが難しくなるので、働く中で本人がためるストレスや失望感、自信喪失といったマイナスの感情にすぐに気づける人も少なくなります。
それによって、本人と語ったり、状況を振り返る(フィードバックする)「タイミング」を逃すこともあります。
前のブログでも、「タイミング」「内容」「方法」が大事であると書かせていただきました。つまり、学習性無力感にならないために「ストレスに気づくタイミング」「何にストレスを持っているのか内容の特定」「ストレスから抜け出す方法」を知ることが重要であるということです。
そして、自分でもわからない場合もある”ストレス”について「本人が実際に心の中にためているストレス」に支援スタッフや周囲の人が目を向ける必要があるのです。
ここで、「支援スタッフが目を向ける必要がある」という点について、そうするためには、どのようはことが具体的に必要なのか?を考えてみました。。。
結果、さまざまなことが浮かんでたのですが、3点だけご紹介すると・・
①支援スタッフ自身の人生経験
②支援スタッフが働く本人をどれだけ良く把握しているか
③支援スタッフと本人との関係
・・・です。
本人の普段の様子や行動、思考などを普段から良く知ることで「いつもと様子が違う」ことを支援スタッフは察知しないといけない、という点が第一にあります。
また、働いてどの時期にどのようなストレスを抱えやすいかということについても、スタッフ自身の働く経験からも想像することができる必要があります。
学習性無力感について、専門的に研究をされている方には大変僭越ではありましたが、就職後の就労支援ともつながる点があるかと感じ、就労との関係について、考察を書かせていただきました。
障がいや病気などのハンディを持ちながら一般企業で活躍される方の就職後を長く支援させていただく就労移行支援事業所ユースターとしても、求められる就職後の支援を常にアップデートし、研鑽してゆかなければなりません。

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