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執筆者の写真吉岡 俊史

就労と購買意識

物価上昇に歯止めがかかりませんね。

身近にある物が、みるみるうちに値上げされ、正直何を買ったら良いのか、わからなくなりますね。


ところで、ユースターを利用される皆さんからは、あまり値上げの話題が聞かれないように感じます。。。それにはいくつか要因があるようです。たとえば・・

①もとから自分が必要と思うものやことだけを消費する生活をしていて、嗜好品、思いつきの買い物などはしないので、買うものは変えず、値段も意識しない

②就職してお給料を得るようになってから買おう、と思っているので、今は高いものは買わない

その他色々な理由もあるようです。


上記のような、堅実な生活をしてそうな方でも、一旦就職をすると、気持ちもお財布も少しゆるくなる方がいらっしゃいます。(もちろん全員ではなく、一部の方ですが。。)


大小問わず、誰でも就職するに伴って、自分の生活を変えたいと願っていると思います。実際に就職ができて、その夢が実現できたのはとても喜ばしいのですが、そこで、買い物の頻度や買う物が変わってゆく、特に高いものでもあまり気にせず買うようになる・・という方がいらっしゃいます。つまり前述の①の方が、今まで買うものを限定していたのが、広がったというパターンです。


例えば課金の伴うゲームも、ユースターに通っている間はご家族に了承をとって楽しんでいたものが、自分の収入から消費するようになって、つい使いすぎてしまう・・といったことです。


購買意識が変化してゆくのは、社会人となる過程で自然なことかもしれません。購買力が増すのは社会経済にとっては良いことです、しかし、それよりもご本人の生活の維持が心配になります。

働くことは収入を得て自分の買いたいものを自分で稼いだお金を使って買う、というのが一つの夢ですし、素敵なことです。しかし、自分のお金だからこそ、計画的に使う、といったことを就職時にあらためてお伝えしてゆかなければならないと思います。

同時に、支援スタッフも、ご本人に就職を目指していただくために、就職後は、お金を自分で好きなように使えると言ってしまいがちですが、誤解のないようにしないといけないと思います。

初めて自分のお金を持つこと、ルールや注意点、責任を認識していただく、その責任が社会人としてのプライドであることをお伝えしたいと思います。


買い物をしすぎたイメージ写真
自分で得たお金だから今度はしっかり管理ですね・・


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